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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年05月01日(金) 素直さ 52.8Kg, 9.9%
ネット接続はゴールデンウィークになると言ったとおりに5月になってしまいました。溜まったメールは片づけましたが、ほかの人のブログなどはまだ目を通していません。
夕食を食べながらテレビをザップしていました。衝撃映像特集も面白くないし、巨人広島戦もいま一歩です。そのうちNHK教育テレビの「ハートをつなごう」にたどりつきました。偶然ですがアルコール依存症の特集をやってました。
画面の彼はまだ若い人なのですが、断酒会で断酒歴3年だそうです。再就職をし、年の暮れ仕事納めの日に職場の皆でビールを飲んだそうですが、依存症をカミングアウトしていた彼には別のソフトドリンクが用意されていたそうです。その心配りに対して彼は「ありがたいことです」と素直に感謝を述べていました。
この素直さが、回復の速い遅いを決めるひとつのカギなのだと思います。
「これみよがしに俺だけ別のものを用意しやがって」という僻み根性とか、「みんなで俺の前で酒を飲みやがって」という恨み節が出ると、どうしても回復に回り道が多くなってしまうように思います。彼の場合、きっと断酒会の先輩の指導が良かったのでしょう。
自分も、断酒後何年か経った後の職場の飲み会で、「あなたは飲んじゃダメだからね」と言われ、(これだけ年数が経ってもそう言うのかよ)と内心カチンと来てしまった経験があります。
素直にならないとなかなか感謝できないわけでありますから。
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