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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年03月30日(月) 外からのアクセス 朝/ハムマヨパン・コーヒー
昼/牛丼弁当・ミニッツメイド(コンビニ)
夕/とろろそば弁当(西友398)
夜/なし
53.5Kg, 11.4%
昨年の4月から、月に一回頼まれてビッグブック・ミーティングの進行役をやらせてもらいました。「医師の意見」から始まって、p.87のa)b)c)(ミーティング・ハンドブックの五章のところ)まで、都度読みながら分かち合いを続けてきました。
ステップ1と2に当たる部分です。
輪読のあと、「ここはざっくりこういう意味」という解説をいれ、自分の経験を話し、「だからこういうテーマで分かち合って欲しい」という細かい注文をつけるやり方でした。いわば解説者であり、病気の本質がよく分かったという肯定的な意見もあれば、上から言われるように感じての反発があって当然でした。
ステップ1と2は「知る」ステップだと言われます。ステップ3以降は「やる」=行動を伴うステップであるのに対し、ステップ1・2は自分の現状について情報を得るステップです。
このご時世に節約は大事です。自分の財布の中身(残金)と残り日数を知れば、「月末まで一日400円で暮らさねばならない」という決断を下せます。そのうれしくない事実から目を背けることにして、昨日までと同じように一日二千円の暮らしを続けることもできます。それでは月末まで持たずに破綻するでしょう。
財布の中身を数えるように、「アルコールに対して無力」ではあるが「健康な心に戻る手段がある」という事実を把握するのがステップ1と2です。目を背けて飲み続けるのも、飲まないでいられるからそれでいいの現状維持では月末まで持たないでしょう。
この企画を始める前に、よそのグループの長老が「ひいらぎ、外から行って彼らを変えようとしても変らないよ。彼ら自身の中から変ろうという動きが出てこないと」と言いました。そのとおりだと思います。
4月からは、そのグループの人たちが自分たちでステップ3以降を続けていくそうです。僕の役目も1年でお終い。何か役に立てたのかわかりません。ともかく、毎月ひいらぎの並べるごたくにつきあい続けてくれて、本当にありがとうございました。
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