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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年02月20日(金) 謝ることですよ 朝/コーヒー・トースト・ヨーグルト・チーズ
昼/中華風太巻き弁当(西友280)
夕/お汁粉ドリンク・お好み和膳・ドリンクバー(ガスト)
夜/シーフードヌードルライト
53.7Kg, 11.4%
ステップ9(埋め合わせ)の基本は、嫌な思いをさせた相手にまず謝罪することです。
その後の続きがあるにしても、ともかく最初は頭を下げるところから始めるしかないと思います。
でも、「ステップ9は謝ることじゃないよ」とか「謝ればいいってもんじゃないよ」ということを言う人もいます。それは確かにそうですね。
でも、これは一般化した言い方をしてはいけないのでしょうが、そういう言い方をする人に限って、ミーティングなどの話を聞いていると、「この人やっぱり謝るところは省略しているんじゃないのかな?」と思える場合が多々あります。
特に、親とか、同居の家族に対する謝罪は、思いっきり省略したくなります。自分よりソーバーの若い人が、自分がやっていないことを実績として語っているのを聞くと、つい意地の悪いことを言いたくなる、という経験は僕にもあります。その類かもね。
別れた奥さんを十数年ほったらかしにしておいて、たまたま実家の近くにAAの用事で出かけたときに、公衆電話から電話一本かけただけ、というステップ9の経験を聞いたことがあります。それだけ長い時間が経ってから、電話をかけるのにどれだけ勇気とやる気が必要だったことか。
間接的に陰ながら埋め合わせをするのも大切ですけど、確かステップ9には「その人たちに直接埋め合わせをした」とあったような、なかったような。
謝りたくても謝れないときもあります。「こちらが頭を下げるどころか、向こうに頭を下げて欲しいくらいだぜ」という気持ちが続くときもありますし、頭を下げたくても、相手が、あるいは神さまがその機会を与えてくれないときもあります。
とはいえ、謝罪の言葉をスキップしては、埋め合わせにはならないと思います。
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