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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2009年02月03日(火) 素直さが回復の鍵? 朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト
昼/焼きそば弁当(西友298)
夕/朝鮮人参と鶏の水炊き(もも肉・朝鮮人参・白菜・ほうれん草・エリンギ・ぶなしめじ・舞茸・椎茸・豆腐)
夜/おにぎり×1・チョコ少々
54.4Kg, 11.4%
朝/コーヒー・トースト・チーズ・ヨーグルト・野菜サラダ
昼/コーヒー・ふんわりオムライス(ジャスコ318)・野菜ジュース
ある仲間と「回復する人としない人の違いはなにか」という話をしていました。酒をやめた人でも、その後の回復の速度に違いもありますから、その違いがどこから来るか、という論点でもいいです。
結論は「素直さじゃないかな」ということになりました。
別の人が、回復に必要なのは「子供のようになること」と言っていたと聞きました。
子供は騙されやすいものです。
「おじさんは駅に行きたいんだけど、道が分からないんだ。一緒に乗って、道を教えてくれないかな」などという言葉を信じて誘拐されてしまうぐらい、人を信じやすく騙されやすいわけです。(もっとも、最近では学校も親も「知らないおじさんは疑え疑え」と教えていますが)。
ところが、アル中さんは猜疑心の固まりです。それはおそらく、アルコールが脳に及ぼした影響が断酒後も何ヶ月、何年と残るからです。ひょっとすると、酒を飲む前から根性が曲がっていた可能性もありますが、そのことはひとまず脇に置くとして。
猜疑心のせいで、人のアドバイスを素直に受け入れることができず、自分のやり方や考え方に固執した結果、痛い目を見る羽目になります。痛い目に遭って「これからは素直にならなくては」と考え直せればいいですが、その間に再飲酒をしていると、さらに意固地になって素直になりにくくなっていくわけです。
せっかく自助グループに通っていても、素直さが無ければ、効果がなかなか出てこないのではないか、という結論でした。
沸き上がる反抗心を抑え、意識的に「子供のような素直な気持ち」になって、先ゆく仲間のアドバイスに騙されてみる、ということが回復の鍵ではないかと思う次第。
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