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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年04月08日(火) ナルシスト えーと、昨年度末の有給残が14日、新年度支給が10日で、合計24日のはずなのだが・・もう22日に減っているのはなぜだ?
さて、僕はナルシストです。
ナルシストというのは、「俺ってかっこいい」とか「私ってキレイ」と思っている人のことだけを指すのではありません。心の問題、精神的なナルシストというのもあるのです。
自分を美しいと思うナルシストは薄化粧です。濃い化粧で自分の美しさを消してしまったらつまらないですからね。同じように、心のナルシストも心の化粧を拒みます。
心の化粧というのは表現が変ですが、心のヨロイと言ったらいいでしょうか。
心のナルシストになりきれない人は、自分の心の醜さ汚さを隠そうと、心にヨロイをつけます。ヨロイで心の醜い部分を隠し、ヨロイの強さを身につけることで、ようやく人と対等になれる自信を身につけるわけです。
ところが心のナルシストには、ヨロイは必要ありません。もちろん、自分の心にも、汚さ弱さがあることは承知していますが、別にそれを隠さなくても、ヨロイなしの生身のココロで勝負になると踏んでいるからです。
だから、自分の汚さ弱さを人に見せてしまっても(かなり)平気です。「それで僕のことを好きになるも嫌いになるも、あなたの勝手です」と、相手に下駄を預けてしまいます。それで相手が傷つくかもしれない、とはなかなか考えないわけです。ナルシストは自分のことで手一杯で、人に対する思いやりがありません。
ところが、相手との関係によっては「そのことは黙っていて欲しかった」と言われてしまうことだってあるわけです。別に苦しさを吐き出すことで楽になろうするのじゃなくて、さらけ出すのが一種の習性みたいなものなんですけど、相手にしてみれば違いはありません。
だから、やはりナルシストはやめて、思いやりを持たねばならないな、と思うのですが、努力はすれども人はなかなか変われません。それでも、日々「無用なことは沈黙する」という努力は続けているわけですが。
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