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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年12月24日(月) 飲酒のコントロール アルコール依存症は「飲酒をコントロールできない病気」だと言います。
一番コントロールが効かないのが「飲酒の量」で、適量でやめておこうと思ってもやめられない、というのがその症状です。他に飲む時間(朝から飲む)とか、飲む場所とか、飲むシチュエーションなどなど・・コントロールできないことはたくさんありますが、ここではとりあえず量の問題に集中します。
では、依存症でない人は、はたして「飲酒をコントロールしている」のでしょうか?。ふつうの人は、もっと飲みたいのを我慢して、途中でやめているのでしょうか?
たぶんそうではないのでしょう。
宴会でもう少しビール飲みませんか? と勧めても、「いや、もう結構」とか「飲み過ぎると気分が悪くなるから」という答えが返ってくるのが通例です。つまり、ふつうの人は飲みたいのを我慢してなんかいないのです。彼らは、飲みたいだけ飲んでいるからこそ、2〜3杯でやめられるのです。
つまり、コントロールもしていないし、意志の力も使っていない、ただ満足するまで飲んで、もうそれ以上飲みたくないだけの話です。別に意志も強くないし、高潔なわけでもありません。人間満たされれば欲張りはしません。
一方、適量でやめられないアル中は、「意志が弱い」とか「意地汚い」とか道徳心がないとか責められます。しかし、いったん飲み始めてしまったら、体が次の酒を欲しがってしまい、それがあまりにも強いので途中でやめられないだけの話です。
いったん依存症になったら、もう満足するまで飲むことはできないのです。
これを聞いて「いや、俺はアル中ではないが、いつももっと飲みたいのを我慢して途中で切り上げているんだ」と話す人がいたとします。確かにその人は依存症ではないのでしょうが、すでに危険領域に入りつつある「プレ・アルコホーリック」(アル中予備軍)という状態でしょう。病気にならないうちに酒をやめるのが一番です。なってからじゃ遅い。
年賀状の準備で一日パソコンを見つめていたら、ドライアイになってしまいました。
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