心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年09月05日(水) カミングアウト

職場でアルコール依存症をカミングアウトはしていません。
現在の会社に就職するときに、面接で言っておこうかと思っていたのですが、その段になると他のことに気が行ってしまい、気が付いたら面接が終わっていました。といっても、前の会社から一緒に移った人間が3人いますし、そのうちの一人は僕の入院も知っています。

いろんな公共施設を禁煙にして悪名高い「健康増進法」では、会社は社員の健康状態の把握に努めること、という条項があるそうです。ところが会社が金を出して健康診断をやっても、個人情報保護法が壁になって、病院から情報がもらえません。
そこで、病院から情報をもらっても良い、という承諾書を提出させられました。まあ、それは別にかまいませんが。

で、健康診断の問診票に既往症の欄があるので、そこには他の病気と並んで「アルコール依存症」という病名も書くことにしています。問診では医者の「でも飲んでないんだよね」という質問にYesと答えています。だから、会社側は僕の病気を知っているはずです。おそらく直属の上司も、その上の上司も知らされているでしょう。だが、そのことは話題になったことがありません。

AAのことも(前の会社から一緒の連中も含めて)まるで分かっていないようであります。あえて説明しようとも思いません。

ただ、以前にAAのサービス関係で2泊3日、例え非常事態であっても、どうしても休日出勤どころか、基本的に電話連絡もなしで済ませたいことがありました。もちろん、その時期に仕事が火を噴かないよう努力もしましたが、念のために同僚に「この日あたりはどうしてもダメだからお願い」と頼んでおきました。
しかし、その時の事情の説明も、理解はしてもらえなかったようです。

なんか妙な誤解があるようで・・・。
僕は「夜どこかへ行ってなんかボランティアとかやってるらしいよ」という噂になっていて、そのおかげで全国どこへ行っても「知り合い」がいる変なヤツ、ってことになってるみたいですが、実害がないのでそのままにしてあります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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