心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年04月16日(月) 麻薬や覚せい剤(その1)

<麻薬部門>

麻薬
麻薬取締法で指定された薬物および植物。麻薬は従来 narcotic drug とよばれ、単に narcotic といえば麻酔薬のことであったが、現在では国際的に麻薬をさすようになっている。アヘンアルカロイド(アヘン・モルヒネ・コデインなど)と、コカアルカロイド(コカインなど)、合成麻薬(MDMAなど)がある。

アヘン(阿片・opium)
モルヒネなどを含む代表的な麻薬の一種。ケシ科のケシの果実の液から作る。乾燥粉末にし精製したものを吸煙する。習慣性がありやがて量を用いなければ効かなくなる。医療用にも用いるが、あへん法によって一般への売買、使用が禁止されている。

モルヒネ(morphine)
アヘンアルカロイド。1805年ドイツの薬剤師ゼルチュルナーによってアヘンから単離された。白色の結晶または粉末。鎮痛薬として医薬用に使われる。麻薬に指定。繰り返して用いることにより耐性を生ずるとともに、身体性依存および禁断現象が現れる。負傷兵の治療にも用いられ、南北戦争での使用がその後のアメリカに多くのモルヒネ中毒者を生み出し、規制政策の基礎となった。癌性疼痛の鎮痛に用いる際には、依存は形成されないとされる。

コデイン(codeine)
アヘンアルカロイド。1832年フランスの薬剤師ロビケによってアヘンから分離された。通常リン酸コデインとして医薬品に用いられる。麻薬性鎮咳剤の代表的薬物。鎮痛効果はモルヒネより弱いが鎮咳作用は強い。家庭用にも用いる。

ヘロイン(heroin)
ジアセチルモルヒネの通称。麻薬。塩酸塩は白色粉末。体内で分解されてモルヒネになる。作用はモルヒネの2〜5倍強く、持続時間は半分。国際的に製造、販売、所持、使用が厳禁され、医療用に使用することも禁止されている。

コカイン(ocaine)
南米原産のコカノキの葉に含まれるアルカロイド。塩酸コカインをモルヒネに配合して癌性疼痛の鎮痛に用いる。無色の結晶または白色粉末、無臭。毒性が強く習慣性となりやすいため、麻薬に指定。

大麻(hemp)
アサの別名タイマのこと。中東や北アフリカではハシシュ(hashish)、東南アジアなどではチャラス(charas)・バン(bhang)・ガンジャ(ganja)、アメリカではマリファナ(marijuana)と呼ばれる。作用は服用者によって個人差があるが、陶酔状態になる。アメリカでは、マリファナの喫煙は実質的に解禁状態となっているが、日本では大麻取締法によって禁止されている。

シンナー(thinner)
塗料を薄めるために使われる有機溶剤。トルエンなど。シンナー蒸気を吸引すると酩酊感がある。依存性があり、毒物及び劇物取締法によって規制されているため、蒸気の吸引は違法。通称アンパン。

(明日は後半)


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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