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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年11月18日(土) オフ会 今ごろ、二郎さんの掲示板のオフ会が盛り上がっているところでしょうか。
実は行こうか行くまいか悩んでいて、いざ高速バスの予約をしようとしたときには、帰りの便が全滅で諦めたのでした。
それよりも、10月末までという期限で引き受けた仕事(?)を、まだ引っ張っていて、それが昨日までに終わる見通しがなかったからです。そしてもちろん、今日も作業中です。
オフ会というと思い出すのが、インターネット以前の掲示板のオフ会です。
NIFTYとかPC-VANのような大手ではなく、個人が自宅でやっているBBSホスト局がたくさんありました。オープンに参加者を募集しているところもあれば、一見さんお断りでスポンサー(紹介者)が要るところもありました。
実名で参加する人もいましたけれど、ニックネームを使う人がほとんどでした。その名前のことは、CB(市民無線)用語の転用で「ハンドル・ネーム」といいました。
そういった掲示板のオフ会にはたまに行きました。
例えば、あるホスト局のオフ会は、毎週決まった曜日に秋葉原の飲食店で行われていました。僕もときどき参加していましたが、いつも酔っぱらって身なりの汚い僕の評判は、芳しいものではありませんでした。
オフ会で恥ずかしかったのは、ハンドルネームで呼び合うことです。いい大人がオタッキーな単語で呼び合う世界。他の客もいる場所なのに。
ある焼き肉屋でオフ会をやった時には、遅刻者から連絡が入り、店内放送で幹事が呼び出されました。「ひろひろネットワークのフレイヤ様。アムロ様よりお電話が入っております・・・」(すべて仮名)。どんなヤツが立っていくのか、店内注目でありました。
まあ何にでも慣れますけど。同様のことは伝言ダイヤルやパーティラインのオフ会でもあったと聞いています。コンピューターネットワークや携帯電話の発展もあって、変な名前で呼び合っているコミュニティも、珍しくはなくなりましたが。
「心の家路」はオフ会やらないのか? と聞かれることもありますが。「やらない」と答えています。みんな自分にあった自助グループに行って、そこの人と会えばいいと思っています。オンラインの仲間同士、顔を直接合わせなくても、霊的な交わりの中で一緒にいられると言って、ごまかしています。
それでも、AAイベントでお会いした時には、お話をしたりしています。
実は「掲示板の○○さん」は「AAメンバーの○○さん」、という対応付けを人にバラしてしまうと、せっかくその人が掲示板で別の名前を使っている意味がなくなったりします。本音を語るためには、別の名前が必要な時もあるでしょう。
実名を名乗らなくても、それが誰かを識別する(ハンドル)名前、それがハンドル・ネームです。
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