ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ|過去へ|未来へ
2004年09月10日(金) 面接 内定をもらった会社の管理部門との面接に行きました。
形式としては「請われて入社する」という形になっているものの、管理者たちは決して僕らを歓迎してはいないことを思い知らされました。自分もその管理システムの一環に組み込まれるかと思うとぞっとします。
会社に属するってことは、なるべくなら手渡したくない何かを、会社に手渡してしまうってことなんだなと感じました。
1時間の面接が終わった後、「ほかに何かないですか?」と促されましたが、なにかが記憶の片隅に引っかかったままで思い出せません。帰り道の高速道路の上で、「AAのことを話すのを忘れていた」ことを思い出しました。
一緒に働いていた連中には、AAのことは話しておいたのですが、彼らの理解では、私はボランティア活動をやっていることになっているのです。金銭的な利益を得られないことを、好んでやるのは、ボランティアであろうという推測でしょうか?
そういえば、面接で「何かボランティアをやっているとか?」と聞かれたので、「えっ」と答えたのですが、「会社としてはプライベートなことには立ち入りません」ということで、その話題は終わってしまったのでした。思えば、それを話のきっかけにできたのかもしれません。しかし、話は「転勤は難しいね」という話へ転がっていってしまいました。
帰ると、アマゾンに予約しておいた「酒とバラの日々」のDVDが届いていました。
裏面のうたい文句に「仕事のハケ口を酒で紛らわせる夫に、妻もまた・・・」とありました。変な日本語であります。「ストレスのはけ口を酒に求める夫に」とか何とかならなかったものでしょうか。「お互いのためにも子供のためにも力をあわせて必死に更生しようとする」・・・こ、更生ですか。まるで犯罪者ですが。「立ち直る」とかになりませんか。
ジャック・レモンの名演であります。
十分睡眠は取れているのに、睡眠不足であるかのように、頭の真ん中に芯ができたような鈍い痛みが取れません。どうやらまた「うつ」の季節がやってきてしまったらしいです。最近調べたところでは、うつの深さは薬で浅くできるけれど、良くなるまでの周期は薬では短縮できないのだそうです。季節が巡るのをじっと待つばかりです。
もくじ|過去へ|未来へ