心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年05月09日(日) One day at a time

『星の瞳のシルエット』ですが、別巻も含めて全部手に入りました。ご心配を頂いた方、ありがとうございました。誤解が誤解を呼んで、愛する二人が延々とすれ違いを続けるという、昔風のストーリーです。
これが連載されていた当時の「りぼん」は100万部以上を売り上げる巨大雑誌でした。いま思えば健全なマンガであります。最近の少女マンガは、男女が親しくなるとたいていセックスをすると相場が決まっております。同じ年代がターゲットと思われる少年誌では、セックスを扱うのはタブーになっていて、しかも読者の多くは成人であります。
「冬のソナタ」も誤解が誤解を呼んで・・というストーリーは、典型的な(昔の)少女マンガであります。見ている層も典型的な(昔の)少女たちなのでありましょう。

8年前の5月9日。僕は精神病院を退院しました。AAでは入院期間中はソブラエティに数えない風習であります。DSM-IVでも、入院期間中の診断名には「管理された環境下における」という枕詞がつきます。入院期間を数えないのにはそれなりの意味があるのでしょう。
この日は木曜日だったので、翌日金曜日は仕事を休ませてもらい、土曜日11日にホームグループのミーティングに出ました。仕事は翌週の13日からです。
最初は9日をバースディにしていたのですが、そのうち気が変わって「退院後に初めてAAミーティングに参加した日」つまり11日にしています。
それは、退院後半年ほどミーティングに行かなかった人が、ミーティングに戻った日をバースディにしているという話を聞いたのが契機になっています。「自分にとってAAプログラムが始まったのは、その日やねん」と言われ、それはそうだよなと納得してしまった次第です。

ずいぶん長かったようで、まだたったの8年かというのが正直な感想です。あれからずいぶんいろんなことがありましたが、今日一日の生き方に変わりはないつもりです。

体調不良を理由に田植えはサボってしまいました。こりゃ秋は大変だ。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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