アパートに戻ったよ - 2008年10月06日(月) アパートに戻った。戻って一ヶ月半になる。 火事の被害で動かなくなったコンピューターを、ジェイソンが奇跡的に復活させてくれた。 アパートは煙の匂いがほとんど消えた。ディフューザーを置いたり、アロマオイルを焚いたり、プラグに差し込むエアフレッシュナーを使ったりして、一時は匂いがきつすぎて吐きそうになったりしたけど、煙のやな匂いはなくなったと思う。ジョスは自分ちよりいい匂いだって言った。 ゆうべは新しいコンフォターをベッドに掛けて、ベッドルームが少しお部屋らしくなった。 でもまだまだ、もとの状態じゃない。ベッドは同僚のブレンダがくれたツインサイズのデイベッドだし。 妹チビによく似たハロウィーン用の黒猫のお人形を見つけて買って、お兄ちゃんチビを思わせる茶色い木彫りの猫を見つけて買って、ふたり並べてドレッサーの上に座らせてる。あの子たちが生きてたときとおんなじように、出掛ける前と帰ってきたときには、ハロウィーンと木彫りになったふたりを抱き上げてキスして「行ってくるね、いい子にしてるんだよ」「ただいま、いい子にしてた?」って、ちょっとおかしくなった人みたいなわたし。 でも、これが効く。仕事をしてても地下鉄に乗っててもバスの中でも、うちにいるハロウィーンと木彫りのチビたちを思えるから。天国にいるあの子たちを思うのと、少し違う。お祈りするときはいつも天国であの娘と走り回ってるチビたちを思うけど、どんなに思っても遠いチビたちがまだ悲しい。 だから人はジーザスの絵を壁にかけて、神さまを近くに感じるのかな、とか思う。 ジョスんちで暮らすのは楽しかった。 ケンカもたくさんしたけど、いつも一緒に眠れるのが嬉しかった。今は週末だけジョスんちで過ごす。それもいいかなって思う。 先週の金曜日には初めてアパートでお料理した。 アパートに戻ってから、ひとりっきりでごはん食べるのがヤで、新しい食器もお鍋もお料理器具も全部揃えたのに一度もお料理なんかしてなかった。晩ごはんを食べないわたしを心配して、「僕が食べに行くから、ご馳走作ってよ」ってジョスが言った。なんだか初めて恋人をディナーに迎えるみたいに緊張してごはんを作った。 今週の金曜日も来てくれるといいな。新しい素敵な食器を使えるのが嬉しい。 目標はクリスマス。クリスマスまでには前より素敵なアパートにしたい。 寒くなった。明日来てく服、用意しなきゃ。新しいアイロンクロスを掛けたアイロン台で、グレーのパンツにアイロンかけよ。 コンピューター、日本語が使えるのが嬉しいな。 -
|
|