21世紀猫の手日記
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…スパイクの音を響かせて、今日もあいつがやってきた。
いつものあいつは、見かけがなんといってもよろしくない。
タコ帽とネックウオーマーの相乗効果で、間抜けなテロリストか 東京上野クリニック風味になっている。
他の人間はもう少しおしゃれだ。
退屈だから遊んでやろう。
床下から一直線に走り出てあげた。
「でむかえごくろう」
いつもこの人間は偉そうである。
きっと仕事では最下層の下っ端とか丁稚レベルであろう。
「にゃ」一応こちらもこんばんわ程度のことは言ってやらねば気の毒だ。
しかし、今日は姉妹がいない。
一対一で楽しく遊ぶとしたら…、よーしこいつのまわりをぐるぐる まわってやる!!
まぬけ人間が前進するごとに、3mほど離れながらまわってあげた。
人間の正面に来たら、背中を雪につけてごろんごろんしてやるぅ!
見たか!こいつめ!
「丑三つ時に猫にくるくる回られて怖ェよ… ていうか、えらい前進しにくいんだけど……でも、楽しそうだな」
などと言っている。
そう、これは楽しいんだよ。回っているほうが面白いんだよ。
のろまな人間にはわかりにくいだろうけど。
おまえがいると不気味だから他の人間がよけてくれるから、
ちょっとのびのびあそべるのさ。
「君の事は便宜的に鼻ポチと呼んでいるが、模様の似ている姉妹が いるから、テレサとクレアにしようかと思うんだがどうかなー」
そんな事を言われても私は私なんだから好きに呼んだらいいよ。
適当に返事してあげるさ。
「じゃぁ君をクレアにしようと思うがいかがなものかな?」
どっちでもいいよ。
「そんじゃ、君はクレアってことで。」
…勝手に決めやがったよ、こいつ。
人間の周りくるくるごろん歩きも50mほどやったらあきてきたな。
「そろそろ解散ね、寒いから」
といって根性ナシの人間は足早に去ってしまった。
こいつは30分が限界らしいな。
着膨れしている割に寒さに弱い。
これからが、人も車も来なくて楽しく遊べるのにな。
おばさんと姉妹がパトロールから戻ってきた。
いつもの奴は帰っちゃったよ。
さて、皆でまったり過ごそうか。
zaza9013
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