21世紀猫の手日記
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数日前のことであった。
映画が見たくなり、某ミニシアターへ行った。
入場券と入場順番の番号札をゲットしたのは良かったが、開演まで1時間以上時間があった。
きちんと時間を調べないから、中途半端に待つことになるのだ。
1時間。ミニシアターの待合室の木の椅子で、次回上映作品の情報を収集するのもアリだが、なんか食べにいくのもアリだ。一人カラオケという選択肢もある。
とりあえずそこを後にし、「やっぱカラオケか〜?昼間安いし、最近歌っていないし……」とカラオケ方面に向かって歩き出した。
角を曲がると、生後半年くらいの柴犬がいた。
立ち上がり、私のひざを前足でかりかりと掻きはじめた。
私はムツゴロウさんになってしまった。
「おぉ〜?柴犬だねぇ〜〜。どうしたんだい?家はどこかね〜〜うぅーんよしよし、めんこめんこ、かわいいねぇ、よ〜しよしよし…」
なでていたら、気がつくと喫茶店のカウンターの前にいた。
いつのまにかはいっちゃったかな〜。ドアをくぐった記憶がない。
カウンターにはねえちゃんが、奥にはマスターがいらっしゃった。
「いや〜かわいいっすね。年は半年くらいですか?」 「一年3ヶ月です」 「あ〜小さめなんですねぇ。……え〜、喫煙席ってありますか?」 「特に禁煙席っていうのはないんです、どこでもどうぞ」
……柴犬にひかれて、喫茶店でコーヒー飲むことにしました。
特にドッグカフェというわけではなく、飼っている柴犬がリードをつけたまま、店内をうろうろして、遊んでくれそうなお客さんのところに行くようです。お店の客は8割くらいが、常連さんで、背広姿のおっさんの昼食+コーヒーセットを注文しておりました。
そんなところで、小一時間ほど、柴犬と遊ばせていただきました。
楽しかった。
けど、犬の客引きは卑怯だぞ。喫茶店なんて、入るつもりは全然無かったのに。
zaza9013
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