21世紀猫の手日記
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2005年09月25日(日) 実家のカレーがどうもおいしくない件について(謎解明)

さて、雨天決行の実家での収穫作業でZAZAは思いっきり風邪をひいてしまいました。まだ調子が悪いのでございます。

収穫物はじゃがいもです。どうせだから、ついでに御飯も食べさせていただきました。といっても、母はまだ片目がよく見えません。細かい作業は疲れるらしく、その日はZAZAが母の代わりにカレーを作る事になりました。

親孝行などこんな時ぐらいしかできません。母の指示通りにカレーを作ってゆきます。

肉と野菜を炒めて水を入れ、鍋が沸騰すると、母は「鍋帽子」という謎のアイテムを台所の隅から出してまいりました。

「これで保温しておくとガス使わなくても火が通るんだよ」

鍋帽子とは、中にわたが入った保温調理用の道具でした。
キルティングな鍋しきと、鍋をすっぽり覆うふかふかした帽子部分でできています。

「なるほど!これはいいね。ほおっておいても煮えてくれる…。で、カレーのルーはいつ入れるん?」
「食べる直前にもう一回沸騰させて溶かすの。ルーを先に入れるとなかなか煮えにくいから…。」

そうか(!)だから実家のカレーは、肉、じゃがいも、たまねぎ、にんじんの他にムール貝なんかも入っている割にはいまひとつおいしくなかったのです。毎度毎度カレーに添加される、恐怖のレーズンは焼酎につけてふやかしていたのが入っているということも今回初めて知りました。

そして、父が作ったカレーがなぜおいしかったかもわかりました。父は鍋帽子などというエネルギー節約だけれど姑息な手段はとらなかったのです。だから、普通においしいカレーができたのでした。

やはり、カレーはルーを入れてから煮て、時間がたったもののほうがおいしいのです。調べてみると、具の甘みや旨みがカレーに溶け出し、香辛料の等質やタンパク質アミノ酸が微妙に絡み合うことでコクが出るんだそうです。食べる直前にルーを入れる母の作り方では道理であまりおいしくないわけです。


鍋帽子をかぶせて一時間くらい経ってから、もう一回沸騰させてルーを溶かして、それからまた鍋帽子を被せて放置した方が良いのでは?と言ってはみたけれど……。母は、面倒だからやらないでしょうねぇ。おそらく。

普通の料理が、何故かまずくできてしまうプロセスの一つに、資源節約があったとは(苦笑)。

「どうして母の作るカレーはいま少しおいしくないのか?」数年越しの謎がやっと解明されました。すでに、味付けしたものを保温調理するには、鍋帽子は最高だとおもいます。しかし、鍋帽子が実家に現れたおかげで、カレーだけは確実におまりおいしくないものを食べるはめになったのはだしかです。


zaza9013

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