21世紀猫の手日記
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2005年08月28日(日) Kinski Paganini *パガニーニ*たぶんその1

来たぜ!パガニーニ!

paganini(1989年イタリア作品) 78分
監督・脚本・主演 クラウス・キンスキー
音楽監督・演奏サルヴァトーレ・アッカルド
CAST クラウス・キンスキー
     デボラ・キンスキー 
     ニコライ・キンスキー
     マルセル・マルソー
     ベルナール・ブリエ

パッケージの上の方には
”音楽と女性遍歴に生きた天才ヴァイオリニストの凄絶な半生を
鬼才キンスキーが狂気と紙一重に切り裂く”
とかいてあります。
つづいて
”超絶技巧を駆使したヴァイリン演奏と作曲の局地。甘く鋭い音色は女心を突き刺し、麻痺させる。悪魔に魂を売って才能を買ったといわれる19世紀のイタリアの超絶技巧ヴァイオリニスト、パガニーニの半生が現代によみがえった。自分が引くために演奏至難なヴァイオリン曲を作曲して弾き、ヨーロッパを席巻する人気と名声を得た。その熱狂と完成に包まれた凄絶な半生を明らかにし、音楽教育の場では語られないエロティシズムの核心に肉薄する。狂気の鬼才キンスキーが主演して初監督、当代きってのパガニーニ弾きアッカルドの演奏に陶酔させる。”

…だって。ヴァイリンっていきなり誤植かぁ!?。

感想を書くようになってから、ビデオとかDVDのパッケージの誤植を
発見することが多くなったような気がします。

さて、この映画やパガニーニに関する知識は、クラウス・キンスキーは
パガニーニがかなり好きだってことと、これがキンスキーの遺作だってこと。あとは、初の監督・脚本・主演ということくらいかな。

パガニーニは、ヴァイオリンが凄く上手くて、ロリコンだったらしい…。
死後は日頃の悪行の付けが回って、教会の墓地に埋葬してもらえず3回
くらい埋めたりもどしたりしたらしい。など…。
で、本編感想。

えーと、まず、家族と見るとなんか気まずくなる感じかしら(苦笑)。
長さは全く感じさせません。んー…、アマデウスとかマーラーみたいに
ドラマがあるっていう感じじゃないです。むしろ、ミュージッククリップ?
に近いかなぁ。パガニーニの人生を切り取った感じの内容で。

映画だからと濃い物語を期待して見るとがっかりかもしれませんね。

で、映像は美しいです。そして、クラウス・キンスキーが、かつて無い
濃度で濃いです。ああ、黒髪バージョンは見たくなかった。
あまりの濃度に、パガニーニのタイトルだけで買った人がひっくり返る
んじゃないかと思うくらいです。あの顔はZAZAはかっこいいと思うん
だけど、ファンじゃないと耐えられない感じかもね〜。

音楽はケチの付け所がありません。完璧にイイような…。

クラウスの息子が、パガニーニの息子のアキーレ役ででていますが、
(妻役もそうですが家族総出演リアルキャスト:笑)
びっくりするほど美少年です。あの父親からまさかこんな息子が(苦笑)
あらあら…てな感じです。まぁ、奥さん美人だからな〜。
美少年好きの方にも見られる内容なのかな。アキーレ結構写っていますよ。
猫抱いてたりしてかわいいっす。

なんだろうなー、クラウス・キンスキーはパガニーニの役を自分がやりた
かったのと、自分に重ねているのと、…パガニーニの曲を皆に聞かせた
かったんだろうね。多分、キンスキーが感銘を受けたのは、パガニーニ
の天才だった所と、なぜかもてもてでロリコンかつ女とやりまくり人生な
所と、(そのあまりの生き方のために)なかなか墓地に埋葬されなかった
所なんだろうな。

息子を溺愛するところなんかも、自分に近いと思ったのかもしれませんね。

何の予備知識も無いと、ちょっと解り難いかもしれません。

パガニーニ好きか、美少年好きか、美少女好きか、クラウス好きの
人には勧められるけれど、そうじゃない人には…映像つき音楽DVDと
して見ることがお勧めかも。


この映画の中で大きな話や時間の流れの間に、ちょっとずつ
細かいカットでエピソード(綺麗なシーンとかエロいシーンとか)が
入ってくるんですが。…これは、なんか”Kinski Uncut”と構成が似てる
ような感じがします。最初に”kinski Uncut”を読んだ時は”なんだ
こりゃぁ!?脈絡ねぇぞ”などと思ったんですけど、あれを映像化すると
きっとこの映画みたいな感じになるだろうな〜。
(Uncutの方はエロが無用に多く長いかもしれませんが)

キンスキーが入り込んで演技しているせいかあまり長さを感じませんで
した。埋葬してもらえないあたりはちょっと長いし
中間の馬車のシーンもそんなにいるのか?などとちょっと思ったけど、
なんかソレはそれで納得しちゃいます。…やっぱり音楽が良いからか!?

不思議な事に、見た後”ウェーンなんだよそれー”とか”金と時間を返せー
”にはならなかった。(実はコブラ・ヴェルデでそうなった)

ああ、がんばったし、楽しく作ったんだろうな、満足な出来かどうかは
わからないけど、クラウス・キンスキーの”好き”がつまった作品なんだ
ろうな。これは良いかどうかは解らないけれど、色あせないだろうし、
ケチのつけにくいものだな。と、思った。不思議な輝きがある映画なのだ。


…で、DVDにリーフレットとか何にも入ってなかったんだけど、
不良品かそれとも何も無いのがデフォなのか!?おいおい…


zaza9013

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