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日記 / チカフジ

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日記
チカフジ|MAIL


2003年02月02日(日)
山形行き決行、及びえらいことしでかしちゃったチカフジの図

いよいよ山形行きの日ですよ旦那。
この話が決定した時からずっと楽しみにしてましたとも!
なにせ久々に飲みに行けるんですからねっ。(とは言っても実質1ヵ月ぶり)
ただし、会場は遠い東北の内陸部ですがっ!!(笑)
なんにせよ、2ヵ月ぶりに大学のサークルの友人と一緒に騒げると言うことではしゃぎつつの山形行きです。

でもそのはしゃぎ様が逆に仇なすことになるとは思ってもみず…。



前の日記にも書いたとおり、31日にラーメン屋バイトの給料が出ましたので、いざさっそく勇んで行かんといった感じで本気で浮れてましたチカフジです。
ただその初給料の3分の2を遊ぶために軽く吹っ飛ばすと言うのが少々財布の痛む話ですが…。
まあ楽しめるなら、それは私にとっては些細な問題だ!
是が非でも楽しんで来い俺ー!!

さて、その3日間山形行きの日程はこうです。
2日。
バスでほぼ1日かけて山形まで移動の後、到着後即行飲み屋(会場)。
そしてサークルの飲み会(4年生追い出しコンパ)参加。大騒ぎ予定。
3日。
午前中から念願のスキーへ繰り出し1日滑り倒す。
4日。
昼前には新幹線で実家に戻り、夕方17時からバイト。

結構ハード…。
強行軍ですな。
別名、己のキャパを試す強行突破ツアー。
しかし、それでもフィーバーかまして生きて帰って来い俺!!
何がなんでも楽しんで来い俺ー!!
…そんな心持ちで挑みました。

んでその初日の2日は、というと…。

まず朝は6時起き。
つーか前日12時までバイト
そして6時起きっていうかむしろ徹夜
2プラトン攻撃キマってすでにナチュラルハイ
そんな状態でバス移動でした。
バスの中では仮眠。
仮眠と言っても本気で寝てた時間もあって、いい年の女が涎たらしてゴーゴー寝てた時もありました…。
服に涎をたらさなかったのが幸い。
しかし何度やっても山形までのバス移動は体力的及び精神的に疲れます。
計7時間もずっとバスの中ってきついですわ。
安く済むのはいいんだけど、でも何が一番きついって、バスの車内は座席とかにゆとりがないから、それがほんと堪える。(今回も、節々が痛いなどの症状を訴えました)
金があったら迷わず新幹線で行きますね私。って、それがないからバスなんだけどさ。

まあそれはともかく。
間に新潟での乗り換え待ち4時間(今回も新潟にいる妹を召喚して2次会前座と称してカラオケ行き)も含めて1日仕事で一路山形。
到着したのは夜7時半くらいでしたか。
バスを降りてすぐの感想は
「山形寒い!」
これにつきます。
まあ私の地元も似たり寄ったりの地方ですけど、山形のように雪が積もってはいなかったのでまだ視覚的に温かった気がする。
山形の友人Uちゃんにお車出お迎えをしてもらってそのまま居酒屋行き。(Uちゃん多謝!)
その車中でUちゃんに聞いた話なんですが、どうやら私、山形着いて雪見て「寒い!」と言ったが最後友人らに雪玉ぶつけられつつ「帰れー!」と壮大なお出迎えを受けるという運命が待ち受けていたラシイですよ(w
残念ながら計画は立ち消えたみたいですがね。
とにかく着いた早々に追い払われることもなく無事居酒屋に到着し、その扉をくぐったのが9時過ぎ。
くぐって目に付いたのが、「歓迎」と書かれた予約団体名の看板(?)。
うちのサークルでは、飲み会の時には毎回必ずこの看板もどきに少々恥ずかしいサークル名(失敬)をどかーんと書いてもらってているのですが(店側の予約特典のようなものか…)、これが去年まではカタカナで書かれてたんですね。
しかし今回はわざわざ正式名称(英語横文字)での堂々たる掲示!
やってくれたか幹事!と思わず爆笑しましたよ。
内輪向けのウケ狙いだから、きっと他の客は訝しがるだろうな(w
今回も笑わせていただきました。
幹事さん、ちょっとした手間及び恥じだったろうに、ありがとうございやす。

そんなネタで少々ウケつつ、いざ飲み会!

朝からナチュラルハイなもんで、嫌がおうにも高くなるテンション。(局地的)
初っ端からガンガン飲みまくり。
酔ったと称して素面の人様に絡んだり、酔っ払いの定番台詞「俺の酒が飲めねえってのか?!オオ!!」を口走ってみたり、隣のテーブルが帰ったのを良いことに残ってたビールかっぱらって来たり、それをまず人に飲ませてぬるい!と怒られてみたり、なんかしらんけどみんなに座布団で埋められて面白がってたり、ぶっちゃけエロトークを隣人とささやかに耳打ち合ってみたり、妙に残ってたバイト根性で空いたグラスと皿を居酒屋店員になりきって下げまくって片付け魔と化してみたり、たまにカクテルを一気してみたり…などなど。
調子にのってウケ狙いな所業をかましまくってました。
かなりのハイピッチで、ビール中ビン5本とカクテル系4、5杯くらいは空けたかなあ…。
途中まではカウントしてたんだけど、後半はもう覚えてないや。

「いやもう楽しみにしてただけに、飲みますよあたしゃ!
飲んで騒いで酔っぱらいと化すのだ!
吐いて倒れて廃人になるまで飲むぜ!」
…個人的スローガンはこれで決まり。

…しかし、そんな調子で飲んでたら、ここで思わぬ落とし穴。


……………。


急性アルコール中毒発症…。

やっちまいましたー、21になってまで…。
自分の酒量限界などわかっていたにもかかわらず…。
正真正銘大馬鹿…。
友達に悪い思いさせ過ぎだよ。

2時間の飲み会が終わって、カラオケに行くぞー!って話になって、待ってましたとばかりに人の車に乗り込んだところまでは覚えてるんだけど、そこから先の記憶が途切れ途切れ…。

気が付いたらカラオケルームで友達が迅速に用意してくれたウーロン茶を倒してて、んで吐き気を覚えてトイレに急行して洗面台で胃の中のもの全部ゲーゲーリバース(便座まで堪え切れなかったのは覚えてる)。
次に気が付いたらやっぱりトイレで、いつの間にか友達がそばにいて解放してくれてる中私は洗面台に手を付いてシンクに詰まった自分の吐瀉物あー勿体無い…と思いながらかき出してて、んなこといいから休んでろと言われてトイレから退避。(※リバースしてから吐瀉物かき出すまでの間に、本人覚えてないんだけど、女子トイレで1回倒れてたらしい…。でもってAさん(男性)が駆け付けてくれて介抱してもらってたらしい…)
んでまた意識が飛んだみたいで、今度気が付いたら入口横のソファで寒くないよう人のコート被せてもらいながら横になってました。(※退避してから入口横のソファで横になるまでの間に、ソファで一緒になった友人に恋愛について熱く講議をしていたらしい…)
そこで、一緒にいた先輩らが病院に「急患です」と電話をしているのが聞こえて「え゛っ!!マジですか?!金かかるからヤメテ下サイ!!」と思ったことはハッキリ覚えてます。
…が。
意識はちゃんとあったんだけど目の前も暗くて体が思うように動かずそのまま病院に急行。
残念ながら救急車には乗れませんでしたが、友人の車に乗せられ両脇を友人二人で倒れないようにがっちり固めていただきながらの道中15分。
車中での記憶もはっきりしないんだけど、どうやら私は延々かつちゃっかりと次の日のスキーの事を心配していた模様。
「…スキー…」
と呟いては
「だからそんな体じゃダメだって言ってんだろっ!」
とIさんに怒られたことは朧げながら覚えております。

病院に着いた時は割とはっきり意識があったんだけど、結果としては病院にいったのは正解だったのかな…。
急患用入口だかなんだかから入って、診察室までFBIに連行される宇宙人の図のごとく連れてってもらって…。
そこで、深夜勤の中たかだか急性アル中で担ぎ込まれた大学生風の若い女を診察・手当てしなきゃいけないためかあからさまに不機嫌そうな表情の女医と看護婦各1名と初顔合わせ。
うわあ、と思いつつ、ある程度意識がはっきりして来たので自分で歩いて質問には適度に受け答えしてたら(しかし少々呂律が怪しい)、とりあえずよさそうだと診断されたのか栄養剤入りの点滴だけ打ってもらいました。
でも念のために…というかある意味自戒のために女医さんに、点滴打たれながら改めて症状を尋ねてみると
明らかに、軽度の急性アルコール中毒ですねー(こめかみにうっすらと青筋が浮いていそうなんだけれども、美しく鮮やかな笑顔)」
…嗚呼やっぱり…。医師に言われるとすごく重みがある…。
途端に明確な実感が涌いて猛烈に反省。
みんなごめんよ…。
点滴のおかげでかなり調子が良くなったから、やっぱり病院に連れてってもらって良かったのでしょうね。
原因は、推測するに、多分、(1)到着までの3プラトン攻撃(バイト明け、そのまま徹夜、長時間のバス移動)で体が疲れてたのと、(2)今回、近年にないくらいのハイピッチで飲んでたのと、(3)最後に勿体無いからと言ってカクテル系を3杯くらい一気したのと、(4)カラオケに行くまでの車に揺られてシェイクされたことの4点が考えられます。
まあこんだけ要因があればアル中になるのも頷けるわな…。
それに一歩間違うと死にますからな、急性アルコール中毒。
先輩・友人らの対応に感謝しつつ深くお詫び…。m(__)m

いやほんと、まじでどえらい落とし穴に落ちました。
つーか自ら墓穴を掘ってしまいました。
今はもうなんともないです。
大丈夫です。
心配と面倒をかけて本当に申し訳ない。
山形の友達ホントにありがとうです。
再度、深い感謝とお詫びを申し上げます。


しかし、急性アルコール中毒になるなんて、イイ日記のネタにはなったけど、恥ずかしいことこの上ない事件だ…。
や、確かに女医に急性アル中と言われた時には不謹慎ながら「やった!ネタになる!おいしいとこもらった!」とかとも心のどこかで思ってたけど…、思ってたけど!
それよりなにより、この年で限界をわきまえずに飲んだことの方がよっぽど恥ずかしいや…。



そんなこんなでこの日は病院から泊まらせてもらう友人Rさん宅に行って、眠らせていただきました。
Rさんは寝ずにずっと私の様子を看ていてくれたそうです。
本当にありがとう。
そしてすみません…。m(__)m

その私は寝る直前(朝6時)まで翌日の(つーかその日の)スキーの事を心配ました阿呆です…。




そんなわけで山形小旅行記、3日に続く。