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| 2002年12月15日(日) ■ |
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何をそんなにうかれているのでしょうかこの娘は。<タイトル つーかそんな張り切る気がないのに何故そのように誇張しますか!(コマンド:つっこむ)
さて。 この日曜に「最終回」と書くからには、アレの話題です。 そう、某戦国ホームドラマ・利まつ。 ついに今日最終回を迎えてしまいましたー。 あー終わってしまったー。 これで日曜のささやかな楽しみがなくなった…。 残念ですねえ。ほろり。
そういうわけで感想です。
見終わった後の感想はまずこれ。↓ 「ある程度予想はしてたが、やっぱりまつの元には利家の幽霊(よりにもよって若返ってる)が化けて出るのかよ!」(←愛してる故の言葉の荒さ) や、タイトルどおり美しい話に仕立てようとするなら、やっぱり髭利家幽霊より若武者利家幽霊を出すのだろうと踏んではいたけどさ、個人的にはあまりにベタ過ぎるのでそれはどうだろうと思っていたのですよっ、あたって欲しくなかったのですよっ!(そんなに視聴者の希望に媚びてていいのか、N○K!) …それなのに〜。 嗚呼、なんてベタベタな展開だ…。 あまりにベタ過ぎで涙が出そうです。 まあ先週サブタイトルが「永遠(とわ)の愛」だと知った時に、すでに、そのタイトルもどうだろうとツッコみまくって、ベタベタな展開を眼に浮べてましたがね、それでも実際見てしまうと凹むのですよ。
あと「美しい男達でございました…」というまつとおねの台詞に猛烈突っ込み。 言いたいことはわかるし(←生き様が美しいとおっしゃりたいのだろう)、いい台詞だとも思うが、どうしても顔の問題として捉えてしまう…。 「美しい」か?!本当に「美しい」のか?!(特に秀吉) その台詞直後の「男達」回想も個人的にはつっこみどころ。 踊ってるし、みんな若返ってるし、なによりも良之がメンバーに入ってる! 14話という早い段階で死んだにも関わらずこの扱いの大きさはどうだ! 良之が重要な役であったことは認めますが、それなら長政や又兵衛を入れてやったっていいだろう! なんだかあのメンツ選びには釈然としないものを感じます。それと視聴者の人気を鑑みた制作側の作意も。 又兵衛…雪掻きしててコロッと逝ったのが「又兵衛らしい」なんて…。(本当に「らしい」か?納得いかん) 嗚呼、又兵衛…。(←又兵衛好きの戯言)
それから今回唯一納得出来ないのが、利家の死に関してのシーンいくつか。 個人的に利家が死ぬシーンは良かったんですよ。 ずっと謳い続けた利家とまつの夫婦愛が良く描けていたシーンだと思います。 だけど、死んだ後のまつ以外の人々の反応が薄いというか私からすると取り上げ方がいまいちでした。主役が死んだと言うのに今一つ盛り上がりにかける。 仮にも、方々で「大きな男」と言われ、極短期ではあるにしろ秀頼の後見人にまでなった主役が死んだんですよ? 家臣の中に誰か号泣する人やあからさまに嘆く人がもっと多かったり、それを個別に取り上げたり、家康や諸大名が、別に悼まなくてもいいからその死に触れるシーンがあったりと、もうちょっと大きな扱い方をして盛り上げてくれよと思うわけですよ。 でも、実際ドラマ中では、そんな風に盛り上げるわけでもなく、なんだか今一つ精彩にかける…。 それがなあ、と思います。 あれじゃ利家の死ってドラマ中ではそんなに重要じゃなかったの?と思えて仕方ないYO!
で、まあ突っ込むところは多いんだけど、総合して、いい意味でも悪い意味でもこのドラマらしい展開だったなあと思うこの最終回。 元が良くも悪くも制作意図を最後まで貫いていたのではと思います。 演出とか編集が下手なのかと一時期疑った時もあったけど、でも、それはきっと撮影側のスタッフのそういうふうに撮ろうという制作意図や采配によるものだと思うのですよ。 ただ、このドラマは最初から最後まで、企画意図の通り「戦国強力ホームドラマ」を目指して描いていましたが、それが逆に仇になった部分もあるのではと、個人的には思っています。 家中であったことを、ホームドラマだからこそひとつひとつこまめに親密に取り上げひとつひとつが楽しめた反面、そのおかげで、時に全体がスムースに繋がらず一貫性が見えなくなりました。 後半、家がどんどん拡大していくにつれて、その傾向は顕著になるのではないでしょうか。 それに、最終的に、利家とまつが従えるのは家と言うより組織になり、ホームドラマと言うには違和感のある規模になりましたし。
でも結局のところ、なんだかなあという部分も多々ありましたが、あの利家とまつ、それにその他大勢の人物が好きだったので、毎回とても喜んで、でもってとても楽しんで見てましたね。 49回もあったのに、全編通して見逃したのが10回に満たないってのは、ドラマ1クールもまともに見ない私にとっては初めてのことで、その真剣に見ていた回数が、見事に私のハマり具合を示してます(笑) これだけ長期間見続けたのは本当に初めてですな。 振り返ってみて、このドラマへの自分の愛の深さにびっくりです。時折日記でもしょーもねえこと書いてたしな。それぐらい愛が深かったと言うことですかね。 終わってみると、ホントによく見たなーと言う感で一杯ですよ。 こうなると見逃した回があるのが悔しいところ…。 コンプリートしたかった…。 とりあえず総集編は忘れずに見ることにして、今日はこの辺で。 あーよく書いた。 それではまた。
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