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| 2001年12月07日(金) ■ |
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煙草について、いつか誰かに聞いてみたい事があって、とりあえず手近にいた喫煙者の年上の知り合いにたずねてみた。
「どうして煙草を吸うんですか？」
「退廃的な感じがしていいと思うから」
そんな返答が帰ってきた。
ちゃかされたんだか実際そう思ってるんだか今一つ判別しにくいところだけれど、でもたぶん、彼は本当にそう思っているのだろうと思う。
単に勘、…というか予想なんだけど、でもそう言う事を割と素で軽く言ってくれる性格の知り合いだ。
それにあたし自身も、確かにそんなイメージある、と思って頷いた。
煙草って百害あって一利無しだよなーと思う。
思っていたら、日に一箱は吸うという彼は、楽しそうな笑顏で、
「でも不健康だから軽いのしか吸わないよ俺。『ジャンキー』だけどね」
と言った。
わざと、好んで「ジャンキー」というあたりが彼流のジョークだ。
吸う人も健康に悪い事を踏まえた上で喫煙するのだから、やっぱり嗜好品だなーと思う。
最後にひとつ。
「煙草って美味しいですか？」
「ん〜…」
──かわいらしい顔をつくって小首をかしげる彼は、確か23歳だったと思う。
素敵なキャラクターだ。笑。
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