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2001年11月26日(月) ■ |
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書きながら考えてまとめる、話、及びあたしの思考法。
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価値観の合わないと思った友達がいる。 考えるポイントの違う友達がいる。 あたしは、あたし達二人ともが間違った考え方をしているとは思っていないが、捕らえ方には差がある。
同じ学校、同じコースにいるはずなのに会ったのは一週間強ぶりな友達と、今日学食で2時間くらい話をした。 相変わらず価値観に差があるなあ、と半ば諦めた気持ちで思う。 しかしそんな気持ちでいたのに、今日は話をしての収穫が微妙にあった。 「どーせ考え方違うんだからあんまりあ・た・し・の参考にはならんだろ」と諦めて話を右から左へ流しきらずに「え?ちょっと待って」と捉えてちゃんとあたしの頭で思考したからだろうか。 ちゃんと捉えたその話は、行き詰まっていた、あたしの将来への向かい方についてのもので。 「あ…、そうか…」と目の前が開けた。 ロクなアドバイスは貰えないだろうとタカを括っていたのに、「他人からの意見て、当たり前だけど客観的だよなー」と思えるくらいに助かった。
「計画でどうもデザイナーになれるのか不安だったら、グラフのセンセイのところ訪ねて相談してみればいいじゃん。この大学の学生なんだしさ」 そういえばそうだよね。当たり前だわ。
価値観に差があり続けるというのは、それはあたしが彼女の意見に対抗することを放棄しているからかもしれない、と思った。 どういうことかというと、あたしは彼女に対してあまり意見を意識的に持たず、ただ話を鵜呑み(?)にしてそこで終わらせていることが実は多いので、そのおかげで価値観の差は埋まらないのではないか、と思うのだ。 つまり、あたしと彼女の間には、意見交換はない。(とあたしは思っている) 彼女はしっかりとした自分の意見を持っている。断定的に話をする。 そう言う人なのだけれど、それは押しの強い話し方だとあたしは思う。だから正直いうと、その話し方にも彼女自身にも、そのせいでちょっと苦手意識がある。実は「その話し方心臓に悪いから勘弁して」といいたくなるくらいには苦手だ。基本的にあたしは気が弱いので。意見を押し付けられる様な気になるのだ。 価値観に相違があると感じている。苦手意識がある。それに加えて、自分の意見を早くに確定する彼女を、あたしはただただ驚きの眼で見ることが多い。 「へー、もうそこまで考えちゃってんだ…すげーしっかりしてるな」 それだけで感想が終わることが多いのだ。彼女の意見に対する意見ではない。驚きしか出ないというのは、彼女の話し方とあたしの苦手意識に寄るところも大きいと思うのだが。 この驚きの眼で見て終わるというのは、もう「意見するのを諦めている」と同義だ。 ここで彼女の意見に対して思考が終わり、あとは適当に話を合わせて会話(?)を続けている。いつものパターンだが、それでは意見はおろか理解すら適当、おろそかだ。 これでは意見交換によって価値観が埋まって彼女が理解できるはずもないように思う。 ダメだ。
…問題意識はあるのだ。 居心地が恐ろしく悪いのだから、これでいいなどとは思っていない。 できれば嫌な思いはなしに楽しく大学生活をしたい。それなのにこんな近いところで嫌な思いがあるのでは、つまらなくて苦しくなること請け合いだ。 改善のために、あとは実践なのだ。 話を整理して「でもそれさー」と意見をいう。相互理解のためには重要なことだ。
でも彼女は何のためにあたしに「報告」をするんだろう? 「今日○○がどうでさー」「昨日カレシとさー」「あたしこうしようとおもうんだけど」 勝手にやってりゃいいじゃん。愚痴なら愚痴らしく言ってくれ。 で、それで?真剣な話で報告されたのはわかったけど、それであたしは一体どうしたらいいわけ? …そう思ってしまうのは毎日のことだ。毎日話題は変わらない。あたしの興味も大して引かれない話題だ。
…そう思わないでちゃんと整理して理解して聞いて意見しなきゃだめかなあ…。 …なんかそう考えたら適当なあいづちでもいいような気がしてきたんだけど…。
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