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2003年04月19日(土)    +++VIVA みゆちゃん ○+++





      朝起きて 仕事に行く前「今日みゆちゃんがくるから
      一緒におままごとするねん〜」とひな。

      私「みゆちゃんは 何になるのかな?」
      ひな「えっと〜 みゆちゃんは いっつもお母さん・・・。」
      私「えっ?みゆちゃんは お母さんになれるの?」
      ひな「そうだよ。ひなは 入れてもらえる時は お兄さんか
        猫って言われるから 男の子はいやだから 猫やねん」
      私・・・絶句。

      ひな「猫はね〜 言葉しゃべったらあかんって言われるねん。
         それで えさは キャベツやねん」
      私「キャベツなん?」
      ひな「そうやねん。べりって キャベツくれるねんけど、 
         なおちゃんや他の子は 苺とかりんごもらってるけど
         ひなは 毎日毎日 キャベツやねん。
         ひなも 苺とか 欲しいねんけど くれへん。」

      私は 猫だけでも 結構ショックだったのに えさまで
      差をつけられていたのかと思って 情けなかった。

      すぐにお友達にメイルして 気を晴らす。

      お昼過ぎに みゆちゃんがやってきて 早速 おもちゃで
      遊び出す・・・。

      おままごとになり「みゆちゃんおかあさん。」とみゆちゃん。
      「ひなも お母さんが良い〜」とひな。

      さて どうしようかと思った瞬間
      「いいじゃん お母さん2人で。お隣のおかあさんね〜!」と
      みゆちゃん。

      そうだ!そうなんだ。お母さんが 1人でなくても良いのよ。
      みゆちゃんは このめっぽう明るい 応用の効くキャラで
      今まで 過ごしてきたのね。

      ひなと 全く違う面を見 なるほど〜と感心。

      で「ひなちゃん いっつも入れてもらえないんだよね〜」と
      さりげな〜く言った。
      聞き逃さなかった。
      みゆちゃん お家で お母さんが聞かれても 何も言わないって
      おっしゃってたけど ちゃんと見てたんだ。

      「入れてあげなよ〜」とか「みゆは 入れてあげる」と
      いっつも言ってくれるのは みゆちゃんだけらしい。

      びっくりしたのと同時に ちゃんと見てくれてたお友達がいたと
      嬉しかった。

      その後も 上手に物の貸し借りをしながら 3時間くらい
      楽しく過ごした。

      夜になり お隣のクラスのなおちゃんに電話をして ひなが
      「赤組にも遊びに来てね。なおちゃん大好きだからね。
       がんばってね」と言っていた。

      気のこれまた弱いなおちゃんは お母さんにも言えなかった
      お友達の事を ひなに 言っていた。
      ひなをいじめていた一人が なおちゃんのクラスなので
      ものすごく心配している。

      お風呂の時に 泣きながら
      「いっつもいっつも 入れてあげないって言われて
       ひな ひとりぽっちで哀しかった。おへやの絵本も全部
       読んだし する事ないねんもん。いいなぁって見てた。」
      と言った。

      今まで 言えなかったことが 毎日毎日ぽろぽろでてくる事
      これで 少し楽になってくれればいいなって思う。

      しかしながら・・・。
      ハキハキと挨拶したり 物が当たった瞬間すぐに
      「ごめんなさい!」と言えたりするみゆちゃんを見て
      すがすがしい思いと もう少し ひなを鍛え直そう
      自分も少し変わらなきゃと つくづく思った1日。


      




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