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2002年12月26日(木)    +++字 ▲+++




      小学生の時に 通ったお習字の先生は 先生よりも奥さんが
      と〜っても怖かった。

      お玄関に上がる時は 後ろ手で ドアを閉めてはならない。
      靴を きちんとそろえなければならない。
      部屋に入ったら「失礼致します。先生 こんにちは。
      おばさんこんにちは」と三つ指ついて ご挨拶しなければならない。

      席についたら 当然 正座。
      書き上げたら「よろしくお願いします」と手をあげる。
      見ていただいたら「ありがとうございました。」
   
      手直しの説明の際には 大きな声で「はい」と返事をする。

      終ったら また 部屋の出入り口で 三つ指をついて
      深々と頭を下げ 「先生ありがとうございました。
      おばさんありがとうございました。お先に失礼致します」と
      残った皆さんにも 挨拶して帰る。

      ・・・とやたら 厳しかった。

      この先生の奥様が めちゃくちゃ怖くて 挨拶がいい加減だと
      何度でもやらされるので 入門当初は お稽古が始まるまでの
      時間が やたらにかかった。小さい子にも容赦なかった。

      私は おばさんが怖くて できるだけおばさんの鎮座している
      場所から遠くに座ろうとしたのだけど そのおばさんが
      あいた席を指差し「あなたは ここ!」とおっしゃるので
      週一回 小学校6年間 びびりまくっていた。

      おばさんがおっしゃるには「書き手の気持ちが 文字には表れる。
      未熟な者は ここへ来てお玄関から 気持ちをリンとさせねば
      いけません」と言うことだった。

      今になって なるほどとわかるような気がするのだ。
      恐ろしかった おばさんに 教わった事 数10年たって
      理解する私であります。

      さて うちの娘。
      幼稚園で お手紙交換が流行っているらしく 冬休み前まで
      毎日お手紙を頂いて帰り せっせとお返事を書いていた。

      「よ」が反対向いていても 「いっしょに」がすべて大文字でも
      楽しんで書いているのならと 見て見ぬふりを決めてた。

      だって 口出しすると きりがないし 本人も楽しみ半減でしょ。
      んが んが 今日は吼えました。

      文字を書き流していると言うか よそ見しながら 書くのよね。
      
      人の注意も聞きやしない・・・。う゛〜〜〜〜。
      「あんたねぇ。今 言ったやん。ここに書いてって! なんで
       よそ見してんのよ〜うっき〜〜〜〜!!!!!」

      せっかくせっかくせっかく おとなしく1日を過ごそうとしたのに。
      
      お買い物のついでに 本屋さんで「文字」のワークブックを
      買ってきました。
      あ゛〜〜〜極端な親だ。反省。

      私が数10年かかって なるほどと思った事を 人間やって
      4年の娘にわかるはずはないんだけど なんだかねぇ。
      仕方ないかな?


    





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