あごあごしい日々 

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 +英国発・エディコラム+

英国特派員様のご好意により、
イギリスF1雑誌に載っていた
【エディ・アーバイン】のコラムの
和訳が届きました(^^)

先週土曜日にチョットだけ
UPしてたモノと同じ物です。

もの凄〜く「エディの良さ」と
「屈折したミハエル感」が出てると
思ったから、ちょっくら感想と
寸評を載せたいと思います★

では、以下・引用━━━━━━━━

 オーストリアGPの翌日、ミラノの家でフェラーリのチームオーダーに対する新聞の反応について考えてみた。元々全レースレポートに目を通すという俺のスタイルを外したことはないが、これは見逃すわけにはいかないだろう。まったく強烈だったぜ。「フェラーリが全てを台無しにした」これがガゼッタの見出しだ。イタリア最大のスポーツ紙で、ティフォシも読んでいる。そこにはガゼッタのHPでの投票結果も載っていて、たった6%しか、おそらくフェラーリの忠実なファンだろうが、それだけしか、ルーベンスに譲らせてマイケルに今季6戦中の5勝目を与えるというチームの指令を支持していなかった。

 あのシナリオは[そこに居て、それをやってきた]俺にとって、興味深いものだ。俺にはルーベンスがどう感じたか分かる。俺も何度かマイケルに譲ったことがあるからな。ルーベンスとの違いは、彼がゴール直前に芝居がかったやり方をしなくちゃいけなかったってことだが、それがルーベンスってもんだろ。

 あの決定は間違いなくジャン・トッドが下したものだろう。マイケルはそれを拙い形で表現しちまったが、あいつが悪いんじゃない。あいつは、あの決定に対して異議を唱えるなんてできなかったんだ。あいつだって雇われ人の一人なんだからな。あらかじめ無線で話し合うこともできたろうが、ファイナルラップで告げられたって方がありえそうな話だ。ドライバーならチームの指示にさ逆らおうなんて思っちゃいけない。その指示が自分の利益になろうが、なるまいが関係なくだ。99年を思い出してみろ。マイケルが足を折って、俺がタイトル獲得のチャンスを得た年だ。足が治ったときに、あいつはレースに復帰して俺を助けるのを嫌がった。だけどあいつはやってのけた。もっとも次の日本じゃ、あいつ俺より少しばかり速かっただけなんだが。あれは未だに納得いかねえ。

 とこかで、ロス・ブラウンが「リスクを最小限にするために、スタートからドライバーにはレースをするなという指示を出してあった」と発言してるのを読んだが、もしそうなら、ルーベンスがポールからスタートしたあと、二人がゴールまで同じフォーメーションを維持していたっていうんなら、ルーベンスは勝っていたってことじゃないだろ。もしあの二人がレースを許されていたのなら、マイケルがルーベンスを抜けないなんて誰がいえる?

 フェラーリでの経験から、俺にはあのチームが何故あんなことをしたのか分かる。彼らは単に、もっとも効果的なやり方で仕事をしただけだ。チームオーダーっていうのは、ポイントを最大限に生かす方法だ。しかし、同時に俺は問いたい。今シーズンのこの時期にそれが必要だったのか? 彼らは2年連続でタイトルを獲ってきたが、それはチームオーダーあってこそだ。マクラーレンは強力だったからな。2000年は理解できる。フェラーリは21年ぶりのタイトル獲得に向けて、無我夢中だったんだ。去年は少しはわきまえていたが、それでもオーダーは1回きりじゃなかった。しかし、今季の始めにフェラーリがやるべきだったことは、どかっと腰を落ち着けて、こう言うのさ。「OK。我々は2年チャンピオンシップを勝った。次はどうする?更なる目標をどうする? 今こそ、新しい目標を狙うときだ。チームオーダー抜きという目標を」 彼らの目標は、そういう形でタイトルを勝ち取るってことにするべきだったんだよ。


掲載誌名:「Fomula 1 Magazine」 Vol2 Issue4
編集長:Nigel Mansell



このコラムは、
5つの段落からなってますね。
じゃ、1段ずつ私の感想(含:妄想)を
ご披露していきましょう(^^)

・1段目・
あのティフォシをしても
オーダー支持が6%ですか…(汗)
ま、少なからずのティフォシが
「もう普通のFanに戻りま〜す!!」な
脱・ティフォシ宣言してると
言いますから(V_V;
あの週末が、全世界的に
避難されたのは間違いないみたい。

しかし、
全レースのレポート読むとは…
チョット以外でしたよ、エディさん★
記者にどんなネタ振られても
『気の利いたコメント』出せるように
白鳥は水面下で水をかくのね(笑)

流石、F1ワイドショーの
貴重なご意見番です♪
(扱いはピーコか美川憲一か?)

・2段目・
・・・・・エディさん。
要は「ヤルならスマートに、
俺のようにやれ」って事ですか?

実はバリ君を快く思ってない
エディの心境が覗いてますねぇ。

・3段目・
自分も、シューマッハも
所詮は組織に縛られた人間である。
この事の証明ですね。

99年のお話しですが、
確かにミハエルは、
チームオーダーに従いました。
マレーシアGPでね。
そりゃもう、見事なくらい(笑)

よくよく考えりゃ、
99年マレーシアの方が
今年のA1より、遙かに
イヤラシイ戦術だったんだよ。
ミハエルは、ミカを翻弄した挙げ句、
2回もエディに譲ったんだから★
自分のチーム内だけで
シャンシャン手拍子した訳じゃない。

この前例を踏まえて、
「シューマッハだって雇われ人」
「チームには逆らえない」って
言われちゃえば、その通りだと思う。

でも、エディ。
Wチャンプくらい自力で取れよ!!!!
もし、譲って貰って取ってたら、
今度は私が「納得いかねぇ」(笑)

・4段目・
実は此処がこのコラムの
エディ節真骨頂ですね(><)/

私自身、ロスのインタビューで
「ドライバーにはレースをするなと
言ってあった」と云うのを読んでいて、
『だったら、バリ君から2-3秒離れて
走ってたミハエルって…』
と云う、疑いを持っていたんです(V_V;

レース始めて、暫くの間は
少なくとも・ロスとミハエルの間には
【今回はルーベンス】という思いが、
チョットだけ有ったんだろうと。

これって、私がミハエルファンだから
【そう思いたい/信じたいだけ】
なんじゃないかと、疑っておりましたが…
しかし、エディは更に凄かった(笑)

同条件で、レースしていたら…
本気のシューマッハがルーベンスを
抜けないなんて事なんて
“あるはずがない”
って言い切ってますね(爆)

2段目でも言いましたが、
この発言の裏には、
エディがバリ君を快く思ってない
って事が有るんだけどさ。

それ以上に、チョット屈折した
【シューマッハへの想い】が
有るんだと思います。

常に組織を奮い立たせ
自分も激しいトレーニングを課し
献身的に・勝利し続ける男
全ては・フェラーリの栄光のために。

そんな生き方を、
「俺にはマネできねーよ」と思っても。
性格は気に入らなくても?!?!!
友達にはなれなくても(笑)
フェラーリ時代、ミハエルに
見せつけられた『速さ』だけには
不覚にも惚れちゃったんだと思うよ★

で、自分が惚れた男にはさ
【常に1番で有って欲しい】って
ゆーのが、エディだと思います(^^)

つーか、ミハエルが2番になると
自分が3番になるじゃねーか!!!
…てのも半分くらい有りそうだけど(爆)

・5段目・
キレイにまとめたよね。
ホント、大変に綺麗だと思う。

でも、私も問いたいんだ。
「接戦だからオーダーは許せて」
「独走だと許せない」で、良いのか?

貧しく食べるものもない人ならば
食料を泥棒して良いのか?
急いでいるから、信号無視して良いのか?!
それは断じて違うんだよ。
『接戦だから』なんて、言い訳でしかない。

99年のマレーシアも、
02年のオーストリアも、罪は同じだ。
そうでしょうよ、エディさん!!

確かに、チームオーダー無しで…
一点の曇りもなくチャンプを取る
跳ね馬&ミハエルで有って欲しいと思うよ。

そして、今年なら・・・。
世迷い言でなく、それを成し遂げる
チャンスは有ったんだ。
それは認める(笑)
跳ね馬が放棄しちゃったけどさ(爆)

でも、エディさん(V_V;
評判を地に落とした元チームの心配より
グリッドを地に落としている
現チームを「何とかしなきゃ」ね(笑)

95年、貴方のミハエルも
そこから出発して、今がある訳よ。
その様子を見続けた貴方なら、
何とか出来るんじゃありませんか?

と、チクリと刺したところで
エディコラム話・終了〜(^^)
いやー、エディって
本当にミハエルのこと好きなんですね(笑)
(そう思うのは、私だけ?)

◆◆◆
*余談*
5/29日付けの読売新聞に
『著作権法の新判例』が載っていた。

日本の裁判所は
【似てない似顔絵は
肖像権の侵害にあたらない】
…って結論に達したようです(爆笑)

うっわー、俺全然OKじゃん!!!!
さ、腕に覚えのない皆様(笑)
ジャンジャン似顔絵描きましょうぞ!!!!



2002年05月29日(水)
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