シングルペーパーライフ。

リー



 こだわりの挙句。
2007年10月17日(水)


チョダンのこだわりは理解に苦しむときがある。

でも、それも障碍の特徴ゆえ、責めてもしょうがない。

しょうがないが、快く認める気にもならないので、いちおう文句はいう。




今日はだんながケーキを買ってきてくれた。

5個。

さて、どれがいい?

チョダンとジダンの希望がかぶったので、提案した。

「じゃ、半分こして、2種類の味を食べたらお得じゃない?」

しかし受け入れないのはチョダン。

「オレは1個を丸ごと食べたい」

・・・2種類を半分づつにするんだから、量は1個分なのにさ。

これが理解に苦しむところ。

ほかに食べたいケーキがなかったとしてもね、弟が同じのを食べたいと言っていたら、譲るか、もしくは、半分にするか、それしかないじゃん。

でも「オレは1個まるごと」と言い張る。

そう、チョダンは、ほかの種類だろうが、1個まるごとがいいの。

でもそこには、自分の惹かれるものがないから、断固として譲らないの。

・・・妥協しろよ。

押し問答してもしょうがないので、「切ります」と宣言して、切った。

切るときも、そばにいて黙っていたチョダン。

諦めたのかと思ったら、包丁を入れた途端、小さく「うわ」と言って、ベランダへ出てしまった。







結局彼はケーキに手をつけることなく、7時前に布団をかぶってしまった。


色々葛藤があるのだろうが、ケーキ1つで、大騒ぎですよ。

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