シングルペーパーライフ。

リー



 私の目標。
2004年10月05日(火)


乗るはずの飛行機がもう離陸しようとしている。

必死で滑走路を走る。

チョダンとジダンをせかして走る。

スチュワーデスのおねーさんが冷ややかに「遅刻ですよ」という。

走り出した飛行機になんとか乗せてもらう。


みんなが冷ややかにこっちを見ている。

おじさんおばさんばかりの飛行機だな。

子どもはいない。


それは死へ向かう飛行機だった。


それがわかったときには離陸していてもう元には戻れない。

それがわかった子どもたちは意外に冷静だ。

チョダンは静かに目を閉じて「天国もいいかもな〜」といつもと同じお気楽発言をする。

ジダンは状況が飲み込めているのかいないのか笑顔だ。


腹を決める。

「3人で一緒にいけるから怖くないね」

私は必死でそう子どもたちに伝える。

天国行きの飛行機だってチケットには書いてない。

でもそれらしいことは書いてある。

読み取れなかった私の責任だ。

私のせいで子どもたちを死なせてしまう。


目が覚めたら泣けてきた。

自分が死ぬ恐怖はなかった。

ただ子どもたちがあまりに冷静で何だか楽しそうで、私の胸をしめつけた。


変な夢。








チョダンが4月に書いた「自己紹介」用紙が出てきた。

そこには自分の性格を書く欄があり、


「じぶんかって」「しょうじきもん」

と書いてあった。


目標には

「ふざけないこと」

と書いてあった。



わかっていてもできないということは、本人が一番ツライはず。

それを私は毎日責め続けている。


それがいいわけない。



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