特に何もない1日でした。ので、今日はもう1ヶ月も前の話ですが、大学の 卒業演奏旅行でフィンランドに行った時の話でも……。 うちの大学は毎年、4年生が『演奏旅行』と題した卒業旅行に行きます。 これは海外に行って、現地の人と一緒に演奏する、いわば文化交流みたいなもの。 今までずっとHawaiiだったのが、なぜか数年前からオランダ・ポーランド・ アメリカと各国へ。そして今年は何故かフィンランドでした。 まぁ、当初「今年はアジアらしい」って噂が流れてて、それは勘弁!と思っていたので 嬉しかったのですが、フィンランドなんて、そうめったに行ける所じゃないですしね。 イメージ的には「キシリトールの国」?もしくは「ムーミン谷」?かな。
で、フィンランドまで行って何をしてきたのかというと、今年は合唱担当の先生が 今年で定年ということで、かなり力を入れてて、なんと『第九』を歌ってきました。 ♪フロィデシェ〜ネルゲッテンフンケン、トホテルアゥスェリ〜ズィウム〜です!! それを4年生164名+フィンランドのシベリウスアカデミー男声合唱団っていう 人達とで大合唱。オケももちろん現地のオケで、ラハティ交響楽団。 でも、この人達とやるにあたってひと騒動ありまして。 現地に着いて、本番数日前、っていう時に、「頼んでいたオケとできなくなった」と 発表され、「まさか中止!?」っていう感じになって。でも、観光局の方々が動いてくれて なんとかラハティ交響楽団が出演してくれたけど、とにかく時間が足りない。 噂によるとオケの人たち初見だったという噂。 合唱のソリストたちも本番の日の午前中に行われた最終リハでやっと合わせて、 でもそんなにうまく合うわけもなく、大変。 そしてなによりも会場。キャンセルされてしまったわけだから会場もなくなってしまって、 急遽用意された会場は本当に狭かった。 ステージの上もギュウギュウ詰め状態だし。これは結構キツかった。 それに対して先生も「本当に申し訳なかった」って言って泣いちゃうし。 いっつも怒ってばっかりで怖い先生なのに、自分が今年で最後だからってがんばってきた のと、今まで4月から頑張って練習してきた生徒たちに申し訳ない、って言って 夜、ひとり部屋で泣いてたって話を聴いて「これはもうがばるしかない」って、みんな 気合い入れなおした。
でも新しい会場に変更になって、観客がこのままでは来ない、って言うんで、 JTBの添乗員さんたちが全力で宣伝してくれた。 新聞に広告出したり、ホール近くの家、1軒1軒まわってチラシ配ったり。 本当に有り難かったです。そんなこんなで迎えた本番。 観客席はガラガラで寂しいものだったけど、でも素晴しい演奏でした。 プログラムを簡単に御紹介。 第1部 1.女声合唱 平城山/ほたるこい/からたちの花/烏かねもん勘三郎 曼珠沙華/ひえつき節 2.金管アンサンブル Japanese Landscape(ソーラン節/浜辺の歌/ふるさと/八木節) 3.打楽器アンサンブル マリンバ スピリチュアル 第2部 交響曲第九番 ニ短調「合唱」
っていう感じ。日本のわらべ歌なんかをたくさんやりました。 そしてアンコールでフィンランドの国歌「FINLANDIA」を。 これがまたいい曲なんだわ!もし機会があったらぜひ! もう終わったあとなんかみんな泣きまくって大変。でもすごい充実した10日間でした。 最終日の打ち上げでは「何が起きたの?」ってくらいの盛り上がり。 金管の人達が楽器持参でホールに集まって、「ヒゲダンスのテーマ」を演奏してくれて それに合わせて、誰かまわず手を取り合って、大きな輪になって大騒ぎ。 先生もメガネが吹っ飛ぶほどはしゃいでました(笑) ホテルもフィンランド1だったし。
あとはそうだな〜、物価は日本と対して変わらないって。 でも服は安かった!ちょうど向こうにある大型デパートのセールにもぶつかって 洋服やストールなんかはガンガン買ったね。手袋も2つ買った。 寒さもまだまだの時期だったし、すごいいい所でしたよ。 教会とか寺院とかたくさん行ったけど、落ち着いた雰囲気でゆったりしてて。 やっぱ海外はいいわ。去年ウィーンに行った時も思ったけど、日本て慌ただしいよね。 海外ってどこの国もゆったりしてる。時間の流れが。静かだし。 少しは日本も見習って欲しいよ。そうすれば、もう少し犯罪も減るんじゃないかなぁ。
さて、ここ最近、いい感じでカウントが上がってます。有り難うご在ます。 サボらないよう、頑張って毎日書きますので、よろしくお願いします。 こんなバカげた日記でよければ、お友達にも御紹介してくだされ。…なんて言ってみたり。
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