通院日記



入院中の従弟の事

2002年12月23日(月)

 小さい頃から仲がよかった母方の従弟が入院しています。今回は再発して2回目なんだけど…。病名は大腸ガン。医者からはもう危ない…みたいな事を言われているらしい。今は感染予防の為に個室に移されているとか。
 従弟はまだ若い…。私が言うのも何だけど、真面目で優しくてイイ男だ。お見舞いに行こうかとも思うけれど、病床の従弟の姿を見るのが辛いという気持ちもあり、今は治療の副作用で抵抗力(白血球)が落ちている為あまりいろんな人が出入りするのがよくないという事も、同じような経験をした私が一番よく判っているので迷います。
 彼は今年手術を受けて、そのあと無事に退院したのだけれど、すぐに職場に復帰して今迄どおりの仕事をこなしていたそうだ。当時、その事をおば(彼のお母さん)から聞いて「もっとドカンと休んでればいいのに〜」と私は言った。でもやっぱり、そのへんは男の子だから早く仕事に戻りたかったのかな、と思う。だけど、今回の再発。働きざかりの男にとっては病気になって、家族に面倒をみてもらうのって女以上に精神的ショックが大きい。…私の父親もそうだったから。病気の事も心配だけど、精神面でもかなりまいっているのではないかと心配です。
 今日は電車に乗って某お寺に行って従弟の為にお参り、精神的なお守り札と身体的なお守り札を買い、護摩祈願もしてきた。それから帰りに寄ったお店で綺麗な切り絵のカードを買った。お守りと一緒に従兄弟の所へ送るつもりです。
 こんな事しかできない自分が情けないけど…あとは毎日祈っています。

 お守りといえば。私も入院中に友達からイロイロいただきました。最初パジャマのポケットに入れて肌身離さず…だったんだけど、身体を拭く時にパジャマ脱いだら、下に置いてあったお湯の入ったバケツにボチャンと落として申し訳ない事になったので、それ以来はベッド上の点滴用のフックにぶら下げる事に。友達にもらったお守りやお札、魔よけのグッズは有り難かった。仲良しの看護婦さんからももらったなあ…。計5つか6つになったけど、退院した今でもいつもカバンに入れて持ち歩いてます。持ってると安心するよね、やっぱり。
 従兄弟にも…せめて精神的に少しでも助けになればいいなあ、と。ちなみに買った切り絵のカードは緑色。これもリラックスの色という事で選びました。光に透かすときれいなんだよ…。
 先日おばが「名前勝手に出して悪いけど「Aちゃん(←私の事)も病気治したんだから頑張らないとね」っていつも言ってるのよ」と電話で話してくれた。今の私の存在、彼の役に立ってるのかな…。

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沖田 [MAIL] [HOMEPAGE]

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