kakera


微かな kakera 引き合い重なる…偶然か必然か
夢か現か 吉か凶か

2003年03月24日(月) 真夜中の冒険

 土曜の夜。渋谷の街。
 久しぶりに会った友人達と軽くお食事。しかし、入店したのが23時頃。いつものペースで飲み食いしていたら、帰れなくなる。終電を逃すわけには行かない。
 一時間ほどで先に出た。店から、駅まではすぐ近く。でも、走れ!

 駅に着いたのは24時30分。改札口の電光掲示板には、
 山手線〜新宿・池袋方面 24時33分 池袋行き と輝いている。更に後の電車も池袋行き。
 し、しまったぁ〜!もう、池袋止まりしかない!?その先へ行く電車に乗りたいのに〜!
 確認のため、駅員に声を掛ける。「もう、池袋行きしかないよ」や、やっぱりね〜(涙)

 池袋までしか行かない電車に乗りこんだ。さて、この後どうしよう?

 日曜の未明。池袋の街。
 駅前のタクシー乗り場は既に長蛇の列。タクシーに乗れるほど、金はないし……始発電車まで時間潰しするのもなぁ。では、仕方がない。
 歩いて帰ろう。

 自宅へ帰るために一番迷わない道は、都電の線路づたいに歩くことだ。
 都電の最終はとうに終わっている。えいやっと線路の真ん中を歩き出した。
 住宅街の隙間を縫うようにして残された、都電荒川線。窓の中から見る景色とは違い、住宅街の濃さがよく分かる。
 玄関先に咲きこぼれる春の白い花。風向きで濃く淡く漂う香り。
 人一人通るのがやっとの道幅に、小型自動車が駐車されている。どうやってここまで車、いれたんだろう?
 線路脇のこの細い道は、何処へ続いているの?どこかのお家の私道かな?

 普段見る線路沿いの風景が、歩いてみると違って見える。あ、この道行くと何処へ行くんだろう?
 時間が時間なので余りキョロキョロしていると、不審者と間違われるので元の道へ戻る。
 ふらりふらり、歩く。街角の立て看板。此処は昔ナントカがあった場所で……。見入る。へえ〜。こんなトコにそんなモンがあったとはねえ。

 日曜未明、2時50分。自宅前。
 歩いて歩いてようやく辿り着いた。
 1時間50分の冒険、おしまい。
 そうか、池袋から歩いて2時間程度で着いちゃうのか。でも、次の機会がないようにしたいもんだ。


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桜 [MAIL]