kakera


微かな kakera 引き合い重なる…偶然か必然か
夢か現か 吉か凶か

2003年02月22日(土) 懸垂 10.00

 土曜日。しかし、この繁忙期にはバリバリ全開でお仕事中。ヨロヨロになりながら帰宅の途についた。

 電車内では運良く座ることもでき、安堵の一息。立っている人もまばらで空いている車内。
 その中、ワタクシの斜め前方に中年男性が吊り輪に掴まって立っていた。両手を挙げて吊り輪に掴まっている。スーツ姿だ。きっとこのオジサンも会社の帰りなんだろうなあ。度のキツイ眼鏡をかけ、小太りで髪も少々寂しくなっている、疲れの見えるオジサン。お互いご苦労様だねえ。
 しかしねえ、そんなに揺れる電車でもないんだから、何も両手を挙げることはないだろう。かえってブランブラン揺れてしまうだろうに。
 そう思った瞬間、男性の体は宙に浮いた。

 浮いていたのはほんの一秒くらいで、すぐ床におりた。そして、何事もなかったように、停車した駅で下車した。

 電車内の吊り輪で体操競技の種目にある吊り輪の如く、懸垂した人を初めて見た!しかも大人で!!……お見事。


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桜 [MAIL]