2003年05月24日(土) |
「大人より先に子供が悪くなる世の中は無い。」 |
先日、娘の小学校の授業参観がありました。 親の世代に比べ、子供の数が今は少なく、男女合わせて25人。 教室は広々です。なのに、教室の後方に入って見学する親が少ないこと。 ほとんどが、廊下からチラ見です。 それで、我が子が発表する声が聞こえるのか? ともすれば、親同士の雑談の声が廊下から入ってくる。 授業中ですよ。お母さん。
そのうち、未就学の男の子が2人、ダダダーと入ってきて、 1人の子の席に駆け寄った。 どうやら兄弟のようだ。染めた髪の色が同じ。 ガムをかみながら「にいちゃんにいちゃん!」 うれしくてしょうがないのでしょう。非日常。 いつも、学校へ行ってる間は寂しい弟達、 でも今日はお勉強しているにいちゃんところへ行けるんだから。 いつもより、ハイテンション。 当のにいちゃんは、人差し指を口の前に立てて、 「静かにせーや!」 明らかに授業の邪魔をしてる弟達に、注意する。 ハイな弟達は、事の重大さが理解できない。 それどころか、そばの収納箱にある楽器を取って、鳴らし始める。 担任の先生が、「僕たち、今お勉強中やから、後ろで静かに見ててね。」 「いーやーやー。」
ぷちぷちぷちぷち…
私の中の何番目かの私(何人抱えてるの?)が、耳元でささやく。 …ツマミダセ…
ちょっと!親はどうしたの?先生、もっと言って下さいよ! すると、同じ髪色のお母さんが教室の入り口からのぞいている。 自分が、子供のいる「にいちゃん」席まで入っていくのは気が引けたのか、 そこから、叫ぶ。 「これ、こっちおいで!これ!」
ぷちぷちぷちぷち…
えーーーっ?授業中ですよ、お母さん。アナタの声で、 他の児童が発表している声を思い切り遮っとるやないの!
弟達はしばらく教室内を逃げ回った後、やっと廊下へ。 お母さんは、誰に謝るでも無く、廊下で雑談の続き。
もしも…もしも今私が「おいコラ!」と その親にお説教したらどうなるだろうか。 そんなことを考えてしまった。 きっと、その親は居直って私に反撃し、 しまいには逆恨みしたり、恐いお父さんが登場するのでしょう。 娘を学校へやるのも心配になるな。商売にも影響すると困るな。 …やっぱり、堪えよう。
情けない私。(-_-;)
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