◆心の鏡◆
楽しいことを中心に日々の思いをつらつらと…

2003年05月24日(土) 「大人より先に子供が悪くなる世の中は無い。」

先日、娘の小学校の授業参観がありました。
親の世代に比べ、子供の数が今は少なく、男女合わせて25人。
教室は広々です。なのに、教室の後方に入って見学する親が少ないこと。
ほとんどが、廊下からチラ見です。
それで、我が子が発表する声が聞こえるのか?
ともすれば、親同士の雑談の声が廊下から入ってくる。
授業中ですよ。お母さん。

そのうち、未就学の男の子が2人、ダダダーと入ってきて、
1人の子の席に駆け寄った。
どうやら兄弟のようだ。染めた髪の色が同じ。
ガムをかみながら「にいちゃんにいちゃん!」
うれしくてしょうがないのでしょう。非日常。
いつも、学校へ行ってる間は寂しい弟達、
でも今日はお勉強しているにいちゃんところへ行けるんだから。
いつもより、ハイテンション。
当のにいちゃんは、人差し指を口の前に立てて、
「静かにせーや!」
明らかに授業の邪魔をしてる弟達に、注意する。
ハイな弟達は、事の重大さが理解できない。
それどころか、そばの収納箱にある楽器を取って、鳴らし始める。
担任の先生が、「僕たち、今お勉強中やから、後ろで静かに見ててね。」
「いーやーやー。」

ぷちぷちぷちぷち…

私の中の何番目かの私(何人抱えてるの?)が、耳元でささやく。
…ツマミダセ…

ちょっと!親はどうしたの?先生、もっと言って下さいよ!
すると、同じ髪色のお母さんが教室の入り口からのぞいている。
自分が、子供のいる「にいちゃん」席まで入っていくのは気が引けたのか、
そこから、叫ぶ。
「これ、こっちおいで!これ!」

ぷちぷちぷちぷち…

えーーーっ?授業中ですよ、お母さん。アナタの声で、
他の児童が発表している声を思い切り遮っとるやないの!

弟達はしばらく教室内を逃げ回った後、やっと廊下へ。
お母さんは、誰に謝るでも無く、廊下で雑談の続き。

もしも…もしも今私が「おいコラ!」と
その親にお説教したらどうなるだろうか。
そんなことを考えてしまった。
きっと、その親は居直って私に反撃し、
しまいには逆恨みしたり、恐いお父さんが登場するのでしょう。
娘を学校へやるのも心配になるな。商売にも影響すると困るな。
…やっぱり、堪えよう。

情けない私。(-_-;)










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◆葉月◆ [MAIL]

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