2002年03月02日(土) |
『VOICE』…忘れたくないのに薄れ行く記憶 |
ああ、あれはもしかして夢だったのでは? 確か白い衣装でスッと現れたその姿は、 ライトを受けてハレーションを起こしていた。 ま、まぶしい… うわー本物だ。生つよだ。そこにいるのはTVの向こう側の…。 そばへ行って触ろうとすると、体が透けて触れないんじゃないか? よく出来たホログラムだったりして?
感激のあまり舞い上がってしまった私は、最初は声だけに集中できずにいた。
それも無理も無い。 行ける筈の無い私だったのだから。 大阪のコンサートですら、日曜日しか行けない。 自営業で、小さな子供が2人いるのだ。 主人に仕事をさせて、子供をよそに預けてまで、私1人遊びに行けようか。 しかも東京にまで大金使って行けようか。
…行ってしまった。
それもこれも、奇跡のような偶然が私の運命を変えてくれたおかげ。(ややオーバー) キャストの麻子さんがNYに住む義兄のお友達だったのだ!(@_@) 義兄は「大阪の義妹が草なぎ君の大ファンだけど観に行けないから、チラシやパンフレットを記念にもらえないだろうか?」と言うような事を頼んでくれた。 そしたら麻子さんから直接連絡が。「招待券が余ってたら観に来ますか?」 【その日の日記】 ただ普通にチケットを取ったのでは「東京行き」は許されなかったけれど、 NYの親戚経由でキャスト直々の招待という、極めて異例なケースだったので、 主人も、「子供を実家へ頼んで行って来い」と言ってくれた。
本当にありがとう。一生の思い出になった。
東京へ向かう新幹線の中、 頭の中では「スタアの恋」のサントラがずっとかかっていた。 ♪ちゃーらーらーらーらーーらーー…♪ すっかり壁の向こうへ会いに行く草介の気持ちだった。 だって、終演後に麻子さんに会えるかも知れなかったので。
…私は超一般人だから。
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