◆心の鏡◆
楽しいことを中心に日々の思いをつらつらと…

2002年03月02日(土) 『VOICE』…忘れたくないのに薄れ行く記憶

ああ、あれはもしかして夢だったのでは?
確か白い衣装でスッと現れたその姿は、
ライトを受けてハレーションを起こしていた。
ま、まぶしい…
うわー本物だ。生つよだ。そこにいるのはTVの向こう側の…。
そばへ行って触ろうとすると、体が透けて触れないんじゃないか?
よく出来たホログラムだったりして?

感激のあまり舞い上がってしまった私は、最初は声だけに集中できずにいた。

それも無理も無い。
行ける筈の無い私だったのだから。
大阪のコンサートですら、日曜日しか行けない。
自営業で、小さな子供が2人いるのだ。
主人に仕事をさせて、子供をよそに預けてまで、私1人遊びに行けようか。
しかも東京にまで大金使って行けようか。

…行ってしまった。

それもこれも、奇跡のような偶然が私の運命を変えてくれたおかげ。(ややオーバー)
キャストの麻子さんがNYに住む義兄のお友達だったのだ!(@_@)
義兄は「大阪の義妹が草なぎ君の大ファンだけど観に行けないから、チラシやパンフレットを記念にもらえないだろうか?」と言うような事を頼んでくれた。
そしたら麻子さんから直接連絡が。「招待券が余ってたら観に来ますか?」
【その日の日記】
ただ普通にチケットを取ったのでは「東京行き」は許されなかったけれど、
NYの親戚経由でキャスト直々の招待という、極めて異例なケースだったので、
主人も、「子供を実家へ頼んで行って来い」と言ってくれた。

本当にありがとう。一生の思い出になった。

東京へ向かう新幹線の中、
頭の中では「スタアの恋」のサントラがずっとかかっていた。
♪ちゃーらーらーらーらーーらーー…♪
すっかり壁の向こうへ会いに行く草介の気持ちだった。
だって、終演後に麻子さんに会えるかも知れなかったので。

…私は超一般人だから。


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◆葉月◆ [MAIL]

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