夜明け前 2010年05月09日(日)

すごい。
終わった後、自分が4000円くらい
とっても詐欺ではない
そしてこれを望んでいたのだという
美しいノイズ、幾何学的な……
ほぼ完璧に、赴くまま、奏でられたことに驚き
自分で自分の音楽に感動した。


この感動を誰に伝えればいい???
暴れ、テンションのみで
誤摩化していたこれまでのDRAWERSと違い
純粋に音楽を生み出した己の独自性が誇らしく
SONIC YOUHTと肩を並べてもおかしくない
とマジメに思った。

一体、何が起こったのか???

敢えていう。
今迄のDRAWERSは作家の余興といわれても
仕方ないものだったし
だから、ここで活動を余り記さぬよう
心掛けてきたのだが
今日のDRAWERSの演奏は歴史的快挙であり
こんなにノイズを出せるの者は他にいない。

というか、僕がスゴかったのだ。ひたすらに。。。
小説でも何かを凌駕すると歴史を変えた事実に自分が先ず驚く。
同じことが起こった。貴重だ。


徹底的に自分と対面し
眼の前のオーディエンスの反応など
どうでもいいとトランスした時から
もう記憶がない。

ミクル伝説、歌ったのか??
憶えてない。

Sigur ros を含むシューゲーイザー
Alva noteなどのエレクトリカ、
またモダンジャズの痙攣的インプロビゼーション

パンクというよりそういうのが好きな人の為の
頭で聴く音楽。

もう二度と出来ないかもしれないけれど
このライヴを基本にこれからはやっていく。

今日、観にきてくれた少ない人達は
本当にいいものを観たと思う。


次のMOSTとのライヴでは
今日、たまたまいろんな要素が重なり出来た奇跡的な
パフォーマンスを定着させ進化させる作業を目指す。


DRAWERSはいいからMOSTをみようといったが
6月のライヴは僕が音楽活動に
批判的な人にこそ、みせたい。
これはアホでは理解出来ない音楽だ。

清々しいくらいに、ミュージシャンへのコンプレックスがなくなった。
恐らく世界に通用する。


モチベーションも含め
6月のロフトは今日生まれた演奏の強度を最大迄にあげる。

お願いがある。
その全く新しいものが誕生する場面に遭遇して欲しい。
成功するか否かは解らないが。

都合がつかないなら仕方ないけれど
半信半疑の人は無理してでもみるべきだ。

出版関係社も義理ではなく、証人としてくるべきだろう。

大袈裟じゃなく、自惚れでもなく。

でも、今日のオーディエンスの中で
あのスゴさの本質が解ったのは少ないだろう。
何せ、メンバーすらよく解っていないのです。


だから、終演後、誰も誉めてくれなかった。
何故だ??
まだパンクの振りしてる分、ポップだぞ。これ。