祭りの継承


 過去 : 未来 : メール 2007年04月15日(日)


久々に地元の祭りが土日に当たり、二日間とも出向いてしまった。

夜祭は行けなかったがとにかく天気予報が外れていい天気だった。

姪っ子は獅子舞といっしょに笛を鳴らし一戸ずつ回る。

大人(おもに男)は裃を着て行列を作って二日間歩き回る。

女はご馳走を作って夜の振る舞いの準備をする。



あの祭りをみると住んでいる人々が一体化して一つのことを守ってきているということに感動する。



子どもたちは祭りの前には何日も毎晩公民館に集まって獅子舞や笛の練習を近所のおじさんに叱られながらも続け、一本のジュースをもらって帰ってくる。

地域社会の繋がりがどんどん薄れていく中で

○○さんちの△△ちゃん

っていうのが自然にできるのは本当に良いことだと思う。


カホも今、5月のこの地域の祭りに向けて浦安の舞の練習に励んでいる。






誰もが目立とうという気持ちでやるわけでなく

この祭りのために仕事を休むのは当たり前で

みんながどこかで「大変だな」と思いながらもこの祭りを守ることを「やらなくてはならない」と義務としている。

きっとどこの地域でもこういったお祭りはあるのだと思うが、ここまで氏子を巻き込んだ祭りって少ないと思う。


祭りなんて年寄りがやるもの。


他の地域で育っている私の認識なんてそんなものだった。




だから今、自分の娘たちがこういう所で育ち郷土を愛する心が自然にできることに感謝する。


そんなことを思う。




宗教の違いでこういう祭りにノータッチで獅子舞が着ても鍵をかけて居留守を使う家もみえる。

だから人によってはこの祭りがとっても「うざい」と思ってるのかも。







私の所属する太鼓チームは「○○太鼓保存会」と言う。
文化を継承する。
長くそれを続けるのはむずかしい。
でも、大切なこと。


昨日、今日の祭りと比べるとずいぶん規模は小さいのかもしれないけれど私も私もがんばるぞ。










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今の世の中そういうもんってことで。(笑

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