反省


 過去 : 未来 : メール 2004年06月18日(金)


この一週間、ワタシはあるクラス二人の子について悩んでいた。

去年は彼らの英語だけを見ていたが、今年は数学も国語も見ている。

要するに教室の授業についていけないのでその授業の時だけ別の教室で個別に勉強しているっていうわけ。

一人は小学校時には特殊学級に入っていたが、周りの子らは彼を普通に受け入れ友達もいて普段生活するには何の支障もない優しい子。

もう一人は見た目も話すことも本当に普通の子と一緒で、どっちかというとできそうにみえて、しかもとっても明るくて学園祭では変装して松山千春の物まねなんかちしゃうひょうきんな面白い子。


去年、ワタシが彼らに出会った頃は「がんばるぞ」という意欲に沸いていて出す宿題は必ずやってきて英語ノートなんかすぐになくなってしまった。

といっても、1年かけてやっと彼らは自分の名前とアルファベットが書けるようになっただけだが。。。。

でも、なぜか3年生になってそういう意欲が見られなくなってしまった。

ますます覚えが悪くなって、まさしく自分の中で葛藤の毎日。
ほとんど進歩が見られない。

忘れ物も多い。
宿題は全くやらない。
すぐに違う事を話し出す。
いつも眠たそうにしている。。。。


昨日とうとうそういう姿にキレテしまった。






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そう言った後シマッタと思った。

彼らはもしかして能力的にできないだけかもしれないって。。。

「できない」のか「やらない」のかの見極めは難しい。

ワタシはそのことで一晩苦しくて眠れなかった。
今朝起きたら37度5分の熱があった。



で、今日は彼らとの授業が3時間あった。
小学校低学年が使う算数セットを持って出かけた。
ひらがなしか書いていない日本地図の絵本を持った。


『できるところから何度もやろう。』




そんな話をある先生にすると
「彼らも辛いんだよ。テストを一生懸命受けようとしてもどうしてもわからないからテスト中に泣いているんだよね。。。」


もっと彼らの気持ちを察してあげなくちゃいけなかった。


反省。

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