先生 |
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過去 : 未来 : メール | 2004年05月01日(土) |
ゴールデンウイークが始まった。 私は29日から5日まで休み。 30日に私が以前勤めていた学校の先生と逢った。 まだ22歳だった私は彼女の人柄がとても好きだった。 教師としての指導力も。 女性としての気遣いも。 母としての我が子への愛も。 それから何よりも何事へも前向きな姿。 私と同じ学年を組む事はなかったけど、仲良くしてくださってお宅にお邪魔してご飯をご馳走になったり悩みを聞いてもらったりした。 本当に素敵な女性だった。 いつしか私はいつかあの先生のような女性になりたいと思っていた。 だから同僚としての彼女だがいつも「先生」と呼んでしまう。 そこを離れてからも何度か連絡を取り、彼女のお陰で小学校で二年間英語専科で働くことができた。 今回は、旦那さまがこちらに単身赴任でいらっしゃるので来たついでに私に逢いたいと言うメールがきた。 一緒に街を繰り出し家具を見たり素敵なお茶屋さんで葛餅と抹茶を飲んだりした。 「先生が私に逢った時は何歳だったんですか?」 「う〜ん。30代後半かな。」 「え?じゃほとんど私の今くらいってことですね。」 何となくショックだった。 あの時私が憧れた先生の年齢に私はもうなっている。 私がどんな教師になったのだろうか。 私はどんな女性になったのだろうか。 私はどんな母親になり どんな人生を送っているのだろうか。 私はそんなことを考えながらずっとご一緒していた。 ふとしたことで私は自分の子どもの話をした。 「私は母にこんなことを言われたわ。子どものことを悪くいうんじゃありません。その子どもを育てたのはあなたですってね。」 また先生に教えられた。 今彼女は54歳。 まだまだ教えてもらう事はたくさんありそうだ。 なかなかいいゴールデンウィークの幕開け。 |
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