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2003年10月04日(土) 幸福論

ちがうよ、生きていくために産まれてきたんじゃないよ。
しあわせになるためにだよ。

オーバーワークでくたくた。めまいがする。

きのう会った男の人。
「ぼく、覚えてますよ。前もお会いしましたよね?」

覚えてないでください。
あのころは失態さらしまくってて、
じぶんでも覚えていたくなくってあんまり覚えていないんです。

あのころのコワレタわたしはわたしじゃないから、だなんていいません。
あのころのコワレタわたしもわたしです。断言します。

きのうは「変々体々」@ギャラリー360°とEd Enberley。
きょうは「幸福論」@写真美術館。
おしごとのあとにつかれた躰をひきずって、
強迫観念的にうごきまわる。

どうして?なんのためにここまで?これから?
なんて思考が出口もなくぐるぐるまわるけど
思い出した。

「居場所がほしくて」作っているんだった。

わたしの居場所なんてないんでしょう。
って、ずっとずっと、どこかで感じていたから。

たとえばいつ消えてしまってもわたしは
まわりのひとに「やっぱり」って思われてしまうだろうから。
そのふがいなさをどうにかしたくて。
あのひとがこの世からいなくなったときわたしは
「どうして??」
ってなんどもなんども空にむかって問いかけたのに。
いついなくなってもおかしくないくらい、わたしは危うい。
それが死ぬほどくやしい。だから死なない。


わたしが生きているのは
物語ではないといってください。
目を見て。

わたしにとって、
作ることは生きること。


るう |MAIL




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