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青じゃなくて白い毒薬が欲しい、それが手に入ったらうれしいとうちあけられる。 耳につきまとう雨音をふりはらいながら、彼女のこころの泣き声にじっと耳をすませた。 わたしが今こんな場所にいるくらいなんだから、 ご両親にあいされている君はそんなふうにおもいつめなくてもいいのに、とおもったけれど云わなかった。わたしには見えないものもたくさん、かかえてしまってるのだろうから。 土にこぼれるくらい。
あたらしい年が来たら、と云うと、 もう2003ねんですよるうちゃん、と云われてちょっと混乱する。そう。そうね。そうだった。たいようが白かったから、つい。
昔すきだったひととすれちがう。ひさしぶりーと昔の笑顔で昔の声で話かけてくれて、わたし(の體)をあいそうとした。こわかったので いや。とだけ云ってごくごくと赤と紫のお酒を飲んだ。したをむいたままだまっていたら、彼が突然 涙をぽろぽろとこぼした。しんじてくれ、と云う。なにを?
ときこうとおもったけれど声わたしの声が出なかったので彼の髪をなでる。いいよもう、と云うまで撫でていよう、と感じてて、いいよなんて云われなかったからいつまでもそうしていた。こぼしたくてこぼれるものがあるのなら幾らでもこぼしていいからなんてそんな気分だった。
わたしはあなたをなぐさめてあげられないのは知っている。だからもういいよと云われるまでここにいてもいいかな。
るう
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