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2001年10月16日(火) 盗んで欲しいもの

これから両親に買っていただいたコートをクリーニングに出しに行きます。
上質のこのコートに身を包んだあたしは、きっと、両親の望むとおりに育ちの良いお嬢ちゃんに見えることでしょう。
すべすべとしたカシミアのこのコートは、あたしのこの冬のイチバンのお気に入りのアイテムとなることでしょう。

一人暮らしのあたしはそんなにおめでたい生活は送れてないのです。
自分自身の力の無さに振り回されて。
部屋も相変わらず散らかってるし。
ひとに頼らないと生活できない。



がんばってるよって云われても自覚がない。
ずううっっっと何かに追われてる気がする。
完璧に出来なくちゃ完璧にならなくちゃあたしあたしはどうしてこんなに不出来なのだろう出来るのが当たり前なのにどうしてこんなに何にも出来ないの


スケジュール帳をついいっぱいに埋めてしまう。
駄目だから駄目な子だからひとよりもがんばんないと、がんばってもひとには追いつかないからせめて時間を無駄にしないように。


紛れ込みたいのにもう花にはなれなくても
人混みの中に紛れるように消えてしまいたい
砕けるように手折られてそっと盗まれるように

どなたかあたしを盗み出してこのなかから


るう |MAIL




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