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2001年08月10日(金) |
愛を乞うひと アダルトチルドレン |
昨日はハーゲンダッツの抹茶を半分。あとはお茶。食べる気がしない。熱っぽい。風邪気味かもなんて先生には話さなかった。失敗した。 親から電話があった。幸いに留守番電話が承った。 「病は気からって言葉があるからね・・・。気にしないように」
・・・何を?何を気にしないように?あなたがあたしに「いつ死んでも良いから」って云ったこと?「こんな子が産まれて」って云ったこと?「親だって子供は選べないからねぇ」と云ったこと?何を? 病は気からどころじゃないんだけど。 どうしてこの人達はあたしが去年入院したときも、話を聞きに来てくれなかったんだろう。今でも。それどころかあたしの状態も知らずに、「さっさと退院しろ」と云う電話ばかりが留守番電話に吹き込まれていた。話を聞きに来てくれ、といっても、全然駄目だった。公務員なんだからおやすみなんてある程度どうにでもなるでしょうに。理由が、「忙しい」というのと「どうせあなたは親の悪口しか言わないんだから」って事だった。あたしのためなんかじゃない。
こういう、親のどこから仕入れたのか判らない誤った偏見、そして本当のことを知ろうともしない怠惰さにあたしは苦しめられてきたのだった。想い出した。
映画「愛を乞うひと」を見た。 母親に蹴られ殴られ、と虐待の限りを尽くされた主人公が、父親のお骨を探しに出る旅だ。あまりにもひどすぎて、リアリティがないほどだった。最後に、主人公が 「あんなにひどい母親でも、愛されたかったの。おかしいでしょう」と自分の娘に云い、「ねえ、お母さん泣いてもいい?」と訊き、「いいよ」って云われて彼女は泣く。
どんな親でも親は親で、代わりはいなくて、他の誰でもなく、その人から愛情が欲しいのだろう。自分の望む形で。 親はよかれと思って、あたしに 「しあわせっていうのはこういうものなんだよ、るうちゃん」 と親の幸せの理想型にあたしを填め込もうとする。 あたしには其れが、苦しい。
でもどうしたらいいのか判らない。 もういい大人なのに。 アダルトチルドレン。 子供の頃の傷を癒せないまま成人してしまった人々。
るう
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