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2001年06月06日(水) 自覚と無自覚と

自覚するのと自覚しないのでは全く人は行動が違ってしまうと思う。言葉にするのが上手な人は得だと思う。あたしは下手なので、メールを時々乱用する。でもやはり下手だ。
だんだんと男の趣味が量より質になってきた。それほどまでに若くはないのだろう。浜崎あゆみを聴いていて(ちょっと珍しい)、素直な歌だ、と感じた。素直さは武器だ。どんなに傷ついてしまっても、素直になったもん勝ちだ。
後悔しないで済むから。

困ったくらいに不倫だから、という罪悪感がない。あまりにも無いので周りの人にべらべら喋ってしまいそうなくらい。だけど彼には迷惑掛けたくないから、彼の元部下であたしの前の会社の友達、には話せない。彼女の祝福が得られないのがちょっぴり哀しい。
彼があたしと同じくらいの年代のこと付き合っていたら、嫉妬に苦しむと思う。あたしみたいな女は一人でいいでしょ、って思うから。
前の職場の同僚、陽子ちゃんは、「部長、るうちゃんのこと狙ってるんじゃ・・・」と、云っていた。
うーん、当たっちゃったかな??_
あたしには予想外の出来事なんだけど。

いつからか気のない男の子と出掛けるのを止めてしまった。男性恐怖症状がぬぐいきれないので煩わしいし、あたしは決して惚れっぽくない。そういうのが詰まらなくなったのだ。あたしは一人でも楽しめるし、お洋服も一人で選べる。お金だって多少なら持ってるし、だからご飯なんてごちそうしてくれなくてもいいの。欲しければ媚びるんじゃなく、働いて稼ぐ。
普段媚びてるって云われるような振る舞いをしてるようなので(自覚無し)、そういうのを期待されるのに疲れてしまったのかも知れない。
だから長い髪も切ってしまった。いつでも長い髪に象徴される女らしさなんて、捨てられる自分で居たい。

自分も相手も大事に出来ないと関係は長続きしないだろうし、まあ恋愛に限って云えば釣り合いがとれて無くても成り立つだろう。友情は対等でないと長続きしないと思うけど。
あたしは男の権力主義が大嫌いなので、どんなに仕事が出来る人でも「俺俺おれはこんなに凄いだからお前は俺に尽くせ」な人は願い下げだ。前にいたのだ。えらっそーにしていて、ご立派な正論を掲げて、でも結局ずるくて、「云ってることと遣ってること違うじゃない?あんなに偉そうに正論掲げて置いて」っていうひとが。
まあ具体的には「俺はみんなの上に立っている人間だから、誰かの側に立ったり、または誰かを血祭りに上げるようなことはしないし悪口も言わない。それがみんなに影響を与えると云うことはきちんと自覚している」といっていたひとが、あたしの悪口や非難をあちこちに振りまいていて、正直なところ吃驚した。あいつ頭わるい、とか云う?普通??何を以て仰ってたのか存じませんが。
ああいうひとが出世するんだよ、という哲生のひとことにふうん、と思ったり。
でも悔しくて泣いた。
いいわ好みじゃないから。

あたしはどっちかって云うと男にあきらめが悪い。内田春菊さんの本を読んでると、かなりあきらめが良くて、羨ましいこと甚だしい。彼女の本に出てくる女達は、「もう後悔したくない」と、さっさと歩いていってしまう。人に3度目はない、と友達が云っていた。2度まで許しても、3度目はないの。人によっては失敗は一度きりしか許さない人もいる。
あたしは懲りない女なので、同じ失敗を何度も繰り返してしまう。彼には、彼とはどうだろう?人との関係は相対的なものなので、こんなあたしも大人の彼に掛かっては、少し変わるのだろうか?
変わりたい、変わりたいんです、と先輩に零した。
新しいお洋服は古いものを脱ぎ捨てないと着られないのね。
時々は捨てていく勇気も大切なのだろう。
どれが大事か見極めるのも。
その覚悟が決められるか決められないかで、勝利の女神のご機嫌も違ってくるように思える。

でも素直になりたい。
気持ちだけでいい。理屈じゃない。





るう |MAIL




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