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2001年05月03日(木) Unconditional love

メールいただいたら、お返事書こうかしら。
それにしてもあたしは人になんとかして貰おうと思いすぎるのだわ。
いけないいけない。
今までも哲生と何回か喧嘩はした。
だいたいあたしが哲生の話を聞けなかったように思う。
「おまえあんま俺を怒らすようなことするなよ」
哲生の心の動きにあたしは鈍かったのだろう。
一年前の夏も喧嘩した。
それは哲生が「どうして俺にそういうことを伝えるんだよ?」
みたいなことを云っていて、「俺に何を求めてる?恋愛感情はないとしても何か過剰なものを求めてるだろ、どうしておれなんだ?それがわからん」
とかそういうメールが来たものだから。
こんな事一年前にもあって。
あたしってば全然成長してないよ。ごめんね哲生。
あたしは只の困ったちゃんです。だめこだ。
どうしよう。哲生。
一時的なものだって、これからだってゆって。
繋がりは切れてないってちゃんと哲生からゆって。
以下、去年の夏哲生宛の手紙。
(ってこれ公開してどうしよーっていうのでしょ)

先ほど送ってしまったメールで、
もうお終わりにしようと思ってました。
誤魔化そうともしていました。
そしたらこんなメールがきていたので、
返事を書かなくては、と思って、
覚悟を決めて、書いています。

終わりというのも変なんだけど。

あたしはもう、この人に何もあげられない、
何もしてあげることが出来ない、
空っぽになっちゃった、どうしよう、
って思ってしまったの。
もうこんな状態を続けていくのは、
私がいちばん恐れていたこと
あなたの重荷だけになること、
(私は、ただの困ったちゃんになってしまう!
という表現をしていましたが。)
もうこのままいってしまえばきっと、
壊れるだけだからもう止めた方がいいって。
しばらくのあいだ、お休みにしよう、と。
きっと傷付けてしまうだけだから。

哲生のこと、好きよ。
君は差別したりしないし、
誠実だし。
あたしの理想なのかしら?
あたしの理想を押しつけているのかしら?
そうなんだと思う。

以前佐藤くんにも
哲生みたいになりたいの?
と問われたことがありました。
哲生、こんなあたしと付き合ってるの、辛いよね。

あたしが哲生のようだったら、
親も受け入れてくれたんじゃないかしら、
ってどうしても思ってしまう。
男の子が(跡継ぎとして)欲しかったみたいだし。
前も云ったと思うけど、君は
私の友達でいちばんバランスのとれている、
まともな人です。
そういう友達は、今まで出来ませんでした。
私の依存的傾向が原因でしょう。

そういうまともな友人でも、例えば、
大勢でいる時に私の居場所を作ってくれないと、
もうその人の何もかもが厭になっちゃって。
自分で、もういい!意地悪だ、とか思って、
切っちゃったりしていました。

それで私は、前も云ったと思うけど、
別に手紙もメールも返事が欲しくて書いてるわけではないし、
読んでくれればそれでいいって、そう、
本当に思ってるんだと思ってた。

だけどあなたから誕生日に何も来なくって、
「前日に云ったのに、何で?」
とか思ってしまって、
その後の電話で、「誕生日ゆったのに!」
といっても、おめでとうの一言も無かったことから

浩之のは覚えてるのに、
あたしがりょうちゃんのこと調子いいって怒ってたときも
耳が痛い、とか云ってたのに、
私の事なんて結局どうでも良かったんだ、

とかそこまで思い詰めてしまって
(ほら、よく思い詰めるし極端だから)
寂しくなってしまったの。

私は、正直なところ、あなたに誕生日を覚えていて欲しかった。
訊かれなかったのもずっと寂しかったの。

でもこういうのって重いでしょう?

そういうので悲しくなる自分がとっても厭になって、
割り切ってしてたはずなのに、
あたしってば嘘つきだ、こんなのは愛情なんかじゃない、
って思い始めたら止まらなくてはらはらと泣きました。

どうして見返りを求めてしまうのかしら。
自分で勝手にしていることなのに、
相手にも色々望んでしまうのかしら。

自分のそういう部分がなんだか不純に思えてしまって・・・。
きっとそういうところは今までもあって、
私が見ないようにしていただけのことだったのですけど。

私は 君が生きていて接してくれるだけで、

十分 満足してるんだと思ってたのに。
ただの綺麗事でした。
あたしはあなたに
あたしの家族の代わりまで求めてしまっているんだと思う。
今まで私がずっと欲しがっていた、unconditional love。

それは何となく自分でも思っていたし、
あなたも気づいていたことでしょう。
幾度か、俺は君の保護者ではない、と云っていたことだし。

こんなことを考えてしまうのだったら
もう何もかも止めてしまおう、
こんなの愛情じゃない、
などと思ってしまって・・・。

わたしは本当の愛情を知らないのかしら?

わたしは別にあなたにただ喜んで欲しかった、
それだけなんだと思っていたのに。
自分が怖いです。
・・・友達とか愛情とかってなんでしょう。
自分がこんな風に迷っているのなら、
もう誰かに対して何も出来ないわ。
怖くって。
もしかして、あなたの誠実さやまっすぐなところが
あたしに都合の良い夢や幻想を見せているだけなのだとしたら、
それはどんなに怖いことなのでしょう。
いつまでもそんな絵空事に付き合っていられる程、
私はともかく、あなたは暇ではないでしょうし。
周りが見えない自分の性格の残酷性。

あなたに何か、何もかもをうち明けてしまうことが
私の持っている重いものを、
あなたに感じさせてしまうのでしょうし。
私自身の人との付き合い方が、
そういうものだと気づきました。
心配してもらったりすることでしか
愛情を確認できないなんて
(あなたは私に、愛情はないそうですが)
なんて幼いのでしょう。

ここまで伝えてしまうことを、
私はずっと恐れていました。

自分自身に吐いた嘘というものは、
なんて扱いにくいものなのかしら。

こんなことを伝えることが、うまく伝わるか、
あなたを責めてしまわないか、
とても不安です。
今までいっぱい、厭な思いをさせてしまったと思います。
私はきっといろいろな自分の不具な部分を
あなたで解消しようとしていたのだと思うの。
本当にごめんなさい。
もう、なんて云ったらいいのか判らないし、
なんにも云えない。

今。あなたに聞いてほしいことがたくさんある。
だけど、何にも云ってはいけない気がするの。


るう |MAIL




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