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■ キセキ
出逢いと別れを、37年間にわたって
これでもかって位
何度も何度も繰り返してる
たった一人の人。がいる。
最初の出逢いは14歳だった。
会ってないけどラジオで共演という
間接的な出逢い。
18歳で初対面。受験で隣の席だった。
数日間の受験日程ですっかり意気投合。
でも私だけ合格して彼は大学にはいなかった。
1年後の3月末 彼が大学にやってきた
「先に入ってたんだー」が彼の第一声
4月からは仲良くなって
放課後 実習室で話し込んだりしてた。
6月に地元のお祭りに一緒に行って
付き合う事になった。
そこからはバカップル全開。
程なく同棲も始めて。
ママチャリ二人乗りでコンサートホールに出向き
同級生に呆れられたり
ボーダーシャツのペアルック着たり
すんごい昭和な青春を謳歌していた
夜中に電話で喧嘩して泣いていたら
1時間後に15キロくらい離れてる
私の一人暮らしのアパートに
汗だくで駆けつけてくれた
私の成人式は地元に来てくれて
着物姿と彼のちょっとカッコつけた服装の写真
大学院まで二人で通って
二人とも卒業したら程なく結婚。
でも結婚する頃には
お互いの未熟さから 関係が拗れてた
賃貸の一軒家で二人暮らし。
楽しい時間より、
険悪で泣いてた思い出の方がちょっと勝ってる。
27歳くらいの時に
私が家を出た。別居すると。
彼は泣いて止めたけど、結局引越しを手伝ってくれた。
29歳の時離婚届を一緒に出しに行く。
手つなごう、って彼が言ってくれて
手をつないで役所に行った。
そんな夫婦いないよーw って笑いながら別れた。
ここが大きな分かれ道。
そこからは 連絡も取らず
お互い信じた違う道を突き進む。
数年に一度くらい 近況報告的に連絡取ったりしてた
彼の新しい赴任先に遊びに行ったり。
ホント数年。。。4〜5年に一度位のペース。
離婚してから15年後、
彼の仕事をお手伝いするという形で
何日か、一緒に過ごした。
そこからは3年に一度位、その仕事を通じて
数日会う機会が訪れた。
そして今年の頭に、
本格的にその仕事を継続的に手伝ってくれと
依頼してきてくれて。
今年の夏はその仕事で1週間くらい会っている。
その、今年の出逢いが。。。ヤバイ
何て言うのかこういうのは。
お互い人間的に成長したのが
すごくわかるんだ。
結婚してた時の険悪な感じには
ならないような回避方法を
お互い覚えたというか。
思いやりあって冷静になって、
相手を理解しようとする姿勢?
相手をまず尊敬して話を聞くっていう態度?
二人とも、若い時は
俺が俺が、私が私が、ばかり強かった気がする。
でも すごい違うんだ。
お互いの分かれ道の後の軌跡を、
お互いがすごく尊敬していて
自分には到底できない偉業を
相手が成し遂げてきたっていう、
尊敬の念がしっかりとある
その上での再会って。。。
同じ人なのに、まるで新しい出逢いのように
鮮烈で、尊くて。
惚れ直す、というのに近いのかもしれないけど
それ以上の。。。
運命的に新しい人と出逢った感覚。
過去に一緒に若い時間を過ごした
あの続きと思えないような、
信じられないトキメキがある
どうしちゃったんだろう私
この仕事は季節労働だから
夏が終わったらまたしばらく音信不通の予定。。
会ってる間は この湧き上がるトキメキを
楽しむ事にしようか(^◇^;)
2022年07月31日(日)
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