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■ NANA を共感する若者たちへ
「NANA」
読んだよ 全部。
確かに、ハマル。
この世界、憧れるの、わかる。
ここに憧れるのが 正しい夢の方向と、錯覚する。
私も、一昔前なら、まっしぐらに 向かってた。
でも、
この 読後の ぐったり感は 何だろう?
エネルギーを ごっそり スポイルされる この感覚は?
「NANA は 合法ドラッグだ」
そんな言葉が 頭に浮かんだ。
NANAに限らず、 最近の、世の中に出回っている嗜好品の多くは、
人々の欲望レベルの高さに比例して、毒性が増しているように思う。
少々の事では 人は 「感動」しない。
心を満たされる感性が鈍化しているので、
刺激物を混入する。 それがエスカレートする。
情緒が、蝕まれているのに、気づいていない。
麻薬と同じだ。
売春・買春・薬・打算・駆け引き etc
権力志向・封建的態度・物欲・金欲・独占欲 etc
それら 毒性の強いものを、当たり前のように正当化している。
「欲しいものは欲しい。
人からスポイルしようとも自分は欲しい。」
欲求の全てを放出する事に 疑問を感じなくなった日本社会。
そうして、奪い合い続けるから、
いつまでも抜け出せない迷路にはまり込むんだ。
プラダとヴィトンとシャネルとー・・・
インテリアかわいくしてー 南青山や白金の億ションに住んでー・・・
年収○○○の医者か弁護士か実業家と結婚してー・・・
その辺を追求し続けることによって、
精神的豊かさが犠牲になり、
情緒的破滅に向かって ばく進中。
日本の精神世界、かなりヤバくない?
もう、気づかなければいけない。
そういう空しい「物」を追い続けるだけじゃ
幸せが得られない事を。
人のために思いやりあって
自分の欲をコントロールして
お互いに奪い合うバランスから
お互いに与え合うバランスへ。
NANAを共感する若者たちへ。
「NANA」を観たら、必ず
「ガンジー」も観てみて。
国、時代、すべて超えた、
人間の魂の浄化について、考えてみよ。
私達が生まれついた21世紀の日本だけ見てたんじゃ
「本当の幸せ」には どうやら辿り着きにくいみたいだよ。
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「共感」するには、するんだ。
例えば
奈々がタクミに 冷酷さの恐怖を感じつつも、
この人を支えていこうという決意。
「ウリ」をやりながら次第に本当の愛らしきものに目覚めていくシン。
奈々がいながら幸子に惹かれてしまう章吾。
それぞれの想い、全部実感出来るし、真理ついてると、思う。 現実に、ある話だと思うし。
問題なのは・・・
「ウリ」や「金欲」や「権力」や「暴力」や「犯罪」や 毒性の強い要素が、
「共感出来る」ピュアな感性と 混ざり合い、
いっしょくたに 若者に届くというバランス。
感覚や感情や決意や思想、わかるけど
読んでると、上のようなネガティブな要素まで、
全てが美化されてしまいそうなんだ。
もっと、抑制が効いている人種だって沢山いる。
卑怯な浮気は絶対しない男だっているし、
物欲に流されず 自分の役割を日々まっとうする女だっている。
周囲の人に常に感謝して 暖かく、礼儀正しく、
決して攻撃しない、そのために自己犠牲を払える人もいる。
それらの人々を
「そんなのジミでダサくないー?」
と 見向きもしなくなってるかも・・・。
そういう人達が多くなってこそ、皆の平安が戻ってくるはずなのに。
欲望を発散するための正義を振りかざし
そのためには他人から奪い傷つけ・・・
そんな価値観を、容認してるから、殺伐として来て、
結局 癒しだのスピリチュアルカウンセリングだの
そういうものまで商業ベースに乗って・・・
もうちょっとだけ、
欲望を 抑制する方向へ・・・
奪い合うから、与え合うへ・・・
行きたいのに・・・
資本主義の末期状態の津波に
みんな のまれているんだろうか。
2005年10月28日(金)
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