Gift -spiritual song- 
Bordeaux Snow



 反省会 ^^;・・・。

 バレンタインライブの、ビデオを観た。

 大きい夢を見てる自分の事が、

 思いっきり恥ずかしくなる。

 どよ〜んとした 落ち込み。


 ひとつめ。

 綺麗に うっすらとまとまってて、
 
 インパクトが薄い。

 どこか、控えめで あと一押し、が足りない。


 ふたつめ。

 リズムが甘い。

 クラシックから転向した人の共通した悩みかもしれないけど、

 リズムキープが 「甘い」って言葉がぴったりだ。

 拍のキープもそうだけど、

 最初からポピュラーの人はきっと

 細かく8ビートor16ビートを

 身体の中で 刻む訓練が出来ているんだろうな。

 

 今回一番悩んだのが「アレンジ」。

 市販の楽譜のまま弾いたんでは 話にならない。

 CDからボイシングやオケパートを耳コピーしたり。

 オーケストラやバンド編成の音を

 ピアノに変換するのが、

 今の私には とっても難しい作業だった。

 原曲の空気感が、ピアノにすると、

 よほどいいスコアじゃないと 損なわれてしまう。

 すごく 寒いのよ・・・。
  
 セオリーとか 習ったわけでも何でもないので、

 全部 自己流で 試行錯誤。

 歌手との練習中も、いつも 不安で 不安で仕方なかった。
 
 あああ〜 しっくりこねぇ。。。

 いつも 自己嫌悪になりつつ。


 頑張って取った フレーズや和音は、

 市販のものより 格段に演奏が難しくて、

 自分で取ったくせに、

 間違わないで弾くのに精一杯。

 プレイを楽しむ、までいかなくて、いかなくて。



 でも。 ビデオ観てると。

 アレンジは、思いの他、イイ感じだ。

 作ったアレンジを、

 自信持って、がんがん弾けば よかっただけ、に見える。

 
 むしろ、「ピアノ演奏表現」 

 に 物足りなさを感じるビデオだった。


 私にとっては、意外。

 クラシックで ショパンやラフマニノフやら 

 超絶技巧曲をばんばんやって来た身として、

 演奏表現力は ちょっとは自信を持ってた。

 
 でも それとこれとは 全然違うんだなぁ。

 ポピュラーの練習は練習で、

 厳しい耳で、厳密に、やる必要があるみたいだ。


 何ていうか。

 「クラシックは厳しく、細かく。

  ポピュラーは細かい事考えず、フィーリングで。」

 みたいな、一般的な考え方って、ない?? 


 やってみると、そうではないかも。

 同じかも。

 音、一字一句に対する 厳格さっちゅか。

 それが、説得力に 繋がるのは、

 クラシックも ポピュラーも、変わらないのかも。


 私の周囲には、そう言う解釈で 話をしてくれる人が、

 誰一人 いないの。 

 クラシックと ポピュラー 両方やってるって人が

 まずいないから・・・。

 東京とかだと ばんばん いるんだろうけど、

 こっちの地方では 全然・・・。

 こんな未熟な私が、矢継ぎばやに 

 大事なお仕事を頂ける状況にある地方。


 ある意味 孤独ではあるなー。。。


 来月、東京に ジャズピアノを習いに&ライブ出に 行くから。

 いいカルチャーショックを 期待してるんだ。
 

2004年02月21日(土)
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