きょうは四十九日の法要で、お寺に行った。 お寺にやって来る親戚を迎えるために10時過ぎに行ったのだが、 住職は留守で、奥さんと思われる人が時々出て来て準備していた。 昨日電話に出た人なのだが、奥さんらしいとほぼ確信したのは、 10歳かもう少し下くらいの女の子が、 おかあさん、と呼びながらついて歩いてるのを見たから。 で、もちろん彼女の仕事はその準備だけだと思っていたのだが。。。
住職は10時50分くらいに帰って来て、11時に始まった。 驚いたことに、その奥さんと思われる女性も装束して、 右方向に座っている。
そして、まず、住職による位牌の魂入れの儀式が終わると、 チリリン〜と鳴らしながら、その女性が短い歌を歌った。
それから四十九日の法要に入ったわけだが、 「最初に『まごころに生きる』を歌います」という住職の紹介。 その歌詞と楽譜の書かれた紙はすでに配られてある。 作詞・作曲 南こうせつ とある。 フォークじゃないですか! もちろんカラオケやギターの伴奏はないのだが、 その女性が1フレーズ歌ってから住職も唱和する形で3番まで。。 親戚の、曹洞宗の家のお婆さんたちも一緒に歌っていた。
それから摩訶般若波羅蜜多心経、修證義と読む間、 女性も一緒に読んでいる(親戚のお婆さんたちもだが、、)。 それから配られたテキストにはないお経があり、 この間に我々が次々焼香に立つ時間となり、 終わりが近づいたころ、女性がひとりで「無常御和讃」を歌った。 (これはさっきの歌とは違って朗詠に近い感じのものである)
男のお坊さんによるお経だけの葬式しか知らなかったし、 だいたい仏事というのはそういうものと決めつけていたので、 驚きの連続だった。
あとで親戚の人たちも口々に、 ああいうのは初めてだったなぁ、、と感慨深げだった。
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