TENSEI塵語

2005年11月05日(土) 身代わり書道

きょうは吹奏楽からは解放されたけれど、自主出勤して仕事をした。
きょう1番の仕事は、読書感想文の優秀賞の賞状作りである。

賞状の用紙だけを買って、中の文字を全部PCで印刷するのは得意技だが、
厄介なことに、文と、年月日のところと、学校名の印刷された賞状が、
司書室に100枚以上も印刷されて残っている。
しかもA3よりもちょっと大きめの立派な賞状である。
これを全部捨ててしまうわけにもいくまい。
よくよく見れば、賞の名称から受賞者の氏名、年月日、校長名まで、
筆の手書きで書き込むために作られたものである。

これには参った。
書道を小学校の1年生の時から中二までやって、一応五段か六段か、
特別会員の手前までやっていたのだから、自分で書けばよさそうなものだし、
ペン書きの字を見たことのある人は、書けるでしょ?と言ってくれるのだが、
太筆ならともかく、私は細筆・中筆はからきしダメである。
書道を習っていたころも、清書ができあがって、細筆で名前を書いて出すと、
名前書かんときゃよかったな、とよく先生に言われたものである。
祝儀袋や香典袋に書くときも、何度練習してから書いても、ダメである。
最近はもう諦めて、サインペンで書いて知らんぷりしている。
半紙に大きい字を書く分には、それほど抵抗なく書ける。
妻が書道の授業をしなければならなかった年や、子どもが小学生だった頃は、
お手本をしばしば書かされたものだが、数枚練習すれば勘が戻って、
いかにもお手本らしい楷書が書けたものである。
しかし、細筆・中筆はまったくダメである。
行書や草書に入る前に書道をやめてしまったから、ますますダメである。
まったく役立たずの書道である。

で、誰かに頼まなければならないのだが、
こういう労を誰かに押しつけるのが、たいへん申し訳ないしイヤなのである。
それで、PCで何とか賞状のレイアウトに合わせて印字できないか、と、
きょうの第一の仕事はそれだったのである。
自分ですべて作るよりも、空いたところに合わせるという厄介さはあるが、
位置の微調整を繰り返せば必ずできるはずだ。

まずindex の計算式を使って、賞の名前や氏名が自動で入るようにし、
プレビューを見ながら、フォントサイズを試行錯誤で決めて行き、
だいたいの配置が決まってから、A3用紙に印刷してみて賞状と重ね合わせ、
十数枚試し刷りをして、ようやく配置が決まって、賞状の印刷ができた。
賞状の用紙がかなり厚いので、自動印刷のマクロは使うのをやめた。
太楷書体は字があまりに整いすぎているので、行書体を採用した。
これだけで、2時間近くを要してしまった。
平日に仕事の合間にできるような作業ではない。
筆で書けるなら、筆で書いた方がよっぽど楽だし早いはずである。
今まで何度自分で書けないことを恨めしく思ったことだろう。
なまじ習っていたことがあるもんだから、かえって悔しいのだ。

しかし、来年からはこれで、筆で書くよりも早く簡単にできるわけだ。
最初は労力がかかるけれど、今後、実質的には省エネになるはずだ。
誰の手を煩わせる必要もないし、10分もあればできてしまう。
次に誰が図書主任になろうと、PCさえ使えれば難なくできるわけだし。。


 < 過去  INDEX  未来 >


TENSEI [MAIL]