TENSEI塵語

2004年05月08日(土) 脚本家への敬意

友人に第2集を持って行かれてしまったので、
今夜は、第10話をインターネット配信で見た。
DVDを購入しながら、1話分300円支払って配信版を見るのは、
普通だったらバカげたことかもしれないけれど、
このドラマに限っては、決してバカげたことではない。
TV放映もDVDも、そうおろそかにできない部分がカットされてるからだ。
今夜見た第10話も、一昨日DVDで見たばかりだからよくわかる。
ざっと5カ所ばかりカットされていて、かなり長い場面もあった。
それらは、それがないと感動を損なうというほどのものではないけれど、
第3話のカット部分などには絶対カットしてほしくないところがあった。
これは、NHKがカットしたのか、それとも、
韓国の配給先でカットしてNHKに売ったのであろうか、、、?

冬ソナにはいいセリフが多い。
チェ・ジウの表情も絶妙だけど、言葉と音楽で泣かせるドラマと言っていい。
伏線も実にうまく使われて、効果を上げている。

昨夜、すべて見終わった後で映像特典を見た。
その中に、放映半ばに収録されたらしいインタビュー番組があった。
「最後はどうなるんですか?」と監督が問われ、
「今脚本家が悩んでいます」などと答えていた。
そんなんだ、、、こういう連ドラの脚本家というのは、
まだ作り終わらないうちに撮影も放映も始まって、
絶対の〆切に追われつつ書き継いでいくのだ。
時間枠に入るように作らなきゃいけないし、
CMなど入るなら、それに合わせてある程度盛り上げなきゃならない。

そういうことを今までにもいろいろな機会に知らされたけれど、
今回の冬ソナを見て、改めてびっくりしてしまったのである。
そして、そうやって作られたドラマの部分をカットできるのが不思議だ。


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