TENSEI塵語

2004年02月25日(水) 試験監督中の遊び

最終日のきょうは、数学1の試験監督をやった。
1学期のころは、数学でも最初の1番2番あたりの小問くらいは解けるので、
暇つぶしにちょっと解いてみることもできたのだが、
もう2学期ころからぜんぜんダメ、暗号が並んでいるだけである。
たいてい1番の小問は小手調べ程度の基本問題のはずだが、

1、sin930°
2、cos(−225°)
3、tan855°

何じゃこれ??? って感じである。
化けもんみたいな角度が書いてある。
これって、確か三角形に関する用語だったはずじゃないか。
180°を越える角度を持った三角形なんてあるわけないじゃないか。
ぐるっと一回りしたって、360°じゃないか。
360°越えたら、いったいどこに行っちゃうんだぃ、、、???

生徒の答案を覗いてみると、ま、、さまざまなのであるが、、(-_-;)
もっともらしい答としては、
1、−1/2 2、1/ルート2 3、−1 が散見できる(うろ覚え)。

さっぱりわからない私は、そこからあれこれと推察してみる。
sin930°ってことは、ふた回り半して
さかさまになってるsin30°ってことかな??
悲しいことに、サインというのがどの辺とどの辺の分数だったかも忘れてる。
30°って時は、、、そうだ、確か1番短い辺が1だとすると、
1番長い斜めの辺が2で、もう1辺がルート3だったような気がする。
ってことは、サインってのは(縦の辺)/(斜めの辺)だな。。。

化けもんの角度についても、サイン・コサイン・タンジェントの謎も
とりあえず自分なりに解決できたので(あくまでも自分なりに、である)
大きい2番の方程式3問でも遊んでみた。

そんなことをしているうちに、試験時間もあと7、8分になった。
退屈な試験監督の時間も、あっという間に過ぎてくれたようだ。
仮にそれ以上の時間があったとしても、とてもその後の問題は遊べなかった。
他教科の試験問題を見るたびに、どうしてここまで完璧に忘れるかなぁ、と
忘却の構造の不思議を味わわされる。


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