最終日のきょうは、数学1の試験監督をやった。 1学期のころは、数学でも最初の1番2番あたりの小問くらいは解けるので、 暇つぶしにちょっと解いてみることもできたのだが、 もう2学期ころからぜんぜんダメ、暗号が並んでいるだけである。 たいてい1番の小問は小手調べ程度の基本問題のはずだが、
1、sin930° 2、cos(−225°) 3、tan855°
何じゃこれ??? って感じである。 化けもんみたいな角度が書いてある。 これって、確か三角形に関する用語だったはずじゃないか。 180°を越える角度を持った三角形なんてあるわけないじゃないか。 ぐるっと一回りしたって、360°じゃないか。 360°越えたら、いったいどこに行っちゃうんだぃ、、、???
生徒の答案を覗いてみると、ま、、さまざまなのであるが、、(-_-;) もっともらしい答としては、 1、−1/2 2、1/ルート2 3、−1 が散見できる(うろ覚え)。
さっぱりわからない私は、そこからあれこれと推察してみる。 sin930°ってことは、ふた回り半して さかさまになってるsin30°ってことかな?? 悲しいことに、サインというのがどの辺とどの辺の分数だったかも忘れてる。 30°って時は、、、そうだ、確か1番短い辺が1だとすると、 1番長い斜めの辺が2で、もう1辺がルート3だったような気がする。 ってことは、サインってのは(縦の辺)/(斜めの辺)だな。。。
化けもんの角度についても、サイン・コサイン・タンジェントの謎も とりあえず自分なりに解決できたので(あくまでも自分なりに、である) 大きい2番の方程式3問でも遊んでみた。
そんなことをしているうちに、試験時間もあと7、8分になった。 退屈な試験監督の時間も、あっという間に過ぎてくれたようだ。 仮にそれ以上の時間があったとしても、とてもその後の問題は遊べなかった。 他教科の試験問題を見るたびに、どうしてここまで完璧に忘れるかなぁ、と 忘却の構造の不思議を味わわされる。
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