TENSEI塵語

2003年12月20日(土) 雪の事故

今週の頭にタイヤをスタッドレスに交換したときには、
今週中に雪が降るなどとは予想していなかった。
年内は降らないとは思うけれど、万一平日に降られたら困るわけだし、
特に、25日のアンサンブルコンテストの日に降られたらおおごとである。
あくまでも万一のためであって、とても降りそうな感じがなかった。

昨夜の雪はそう積もらないだろうとたかをくくっていたが、
朝起きたら15センチくらいの積雪だった。
前々から午前中に出かける予定にしていたが、仕事ではないのであきらめた。
雪道に、そう安易に車を出すべきでないと思うからだ。
平然とノーマルタイヤで走っている大胆なやつもいるから危険である。

夕方から市吹に出かけた。
行きはよいよい帰りはこわい、である。
行きは、うちの周辺から脱出しさえすれば、
あとは雨上がり程度の地面の濡れようで、滑る不安はなかった。
けれども、9時過ぎて帰るころには、水たまりの水も凍るほどの冷え込みだ。
車道はたいていまだ凍っていないから普通に走ればいいのだけれど、
こういうときは、とにかく路面をしっかり見て注意しないといけない。

歩道に突っ込んで電柱に激突しているワゴン車が見えた。
ちょっと驚いて軽くブレーキを踏んだら、何となく違和感を感じたのは、
橋というほどの橋ではない、小さな川の上のめだたない橋である。
スピード出していたのが、ここで何かの拍子にブレーキかけたら
車の向きが変わってあの位置に激突ということがあり得そうだ。
電柱は倒れて、バッティングセンターのフェンスにもたれかかっていた。

名岐バイパスの木曽川に架かった大きな橋の上では、
トラック2台とバス1台、乗用車2台が左端に、乗用車1台が中央分離帯に
停まっていて、パトカーが来てまだ事故処理の最中のようだった。
こんな大がかりな事故現場を見たのは何年ぶりだろう。
橋の上というのはこわいものである。
もう少し先に行くと、陸橋になったところの対向車線側で、
車2台の事故らしいところにパトカーが停まっていた。

さて、岐阜に入ってきた。
岩戸トンネルまでは路上の雪はなかったけれど、
もうひとつのトンネルに入る高架に登ると、かなりの雪が残っている。
山の陰になっているから雪が残りやすいのだ。
どの車も慎重にゆっくり走るので、数珠繋ぎになったけれど、
単独で安易に走ると危ないぞ、と思ったら4件目の事故車が目に入った。
乗用車が1台歩道を越えて、壁に激突している。
その手前のカーブのところに雪が固まっていて、つるつるの感じだった。

きょうは午後あたりから路面の雪もほとんどなくなり、
ノーマルタイヤで安易にでかけて、ほんのちょっとした落とし穴にかかって、
激しい事故に遭っているのかなぁ、と思った。
とにかく、橋の上と山の麓あたりはもっとも注意すべきなのだ。

さて、長良川を渡って私の住む区域に来たら、雪国になった。
しっかりそこら中に雪が敷かれて凍結している。
特に住宅地の中に入ったら、ばりばり音を立てながらの氷上運転になった。
これだから、冬用タイヤは不可欠なのだ。
このあたりはしつこく雪が残りがちなのである。


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