TENSEI塵語

2001年09月10日(月) 暴風警報の出た日

昼の1時ごろ、警報が出た。
こちらを直撃しそうな進路をたどっていたので、出るだろうとは思っていたけれど、
予想よりもかなり早かった。
ちょうど昼休みが終わるころで、午後に予定されていた学校祭準備はしないで、
生徒は全員帰宅させざるを得なくなった。実にもったいない話である。
今、夜中になり、あまりにも静かなので台風情報をテレビで見てみると、
かなり東の方に進みそうで、結局このあたりは大事に至りそうにない。
杞憂のために貴重な時間をフイにしている。
1番痛いのは、吹奏楽部の練習がなくなってしまったことである。
まだ決してうまくできているとはいえない状態なのに。。。

生徒が帰った後の職員打ち合わせが終わってから、まずベースギターの練習をした。
合奏指導中は弾けないので、こんな時でも利用して練習しておくしかない。
その部屋から戻る途中で、橋本さんのクラスの教室に寄ってみた。
「午後は担任と副担で作るしかないなぁ」と彼が言っていたので、
「教室に行ってみたけどいなかった」とからかってやろうと思ったのだ。
どの教室も電気は消えているし、誰もいる気配はない。
・・・と思ったら、驚いたことに、その教室にだけ人影があったのである。
本当にひとりで製作・・・というほどではないにしても、
明日、生徒が取り組みやすいように下準備の作業をしていたのである。
説明を聞いて、申し訳程度のお手伝いをしようとしているところへ、
用務員さんが施錠に回ってきたので本当に下準備で終わってしまったけれど、
この偶然の遭遇は、まったく1本取られた、という感じでおもしろく、感心した。

職員室で一休み、、、に入ったところで、マイク納品の業者が来た。
体育館に行ってマイクテストと、機器についての疑問点をあれこれ尋ねた。
暇になったはずの午後にも、いろいろと用事が降りかかってくるものである。

4時半ごろに帰ろうとしたら、まだ橋本さんが採点の仕事をしているので、
彼より早く帰ることになったのをからかってから職員室を出たのだが、
後になって、実は生徒の親が来るのを待っていたのだということを思い出して、
ああ、悪いこと言っちゃったなぁ、、、とかなり後悔。

私はその時、ベースアンプを買うか借りるか、どこで借りるか、どうやって?
という課題で頭を悩ませていた。
部室のキーボードアンプにベースギターをつなぐと、ちょっとした動きに、
激しい雑音が出る。たぶん、仕様が違っているのではないかと思って、
何とかしなければ、と、いよいよ解決に踏み切ろうとしたのである。
ところが、買うにはちょっと予算の問題があり、借りようにも、
どこにそういうレンタル会社があるかわからない。
事務室の電話帳で尾張地区を調べてみたけれど、遠回りしすぎる。
各務原に入ってから電話帳で調べてみようか、などと考えながら車を走らせているうち、
中古ショップ(ベースギターもそういう所で買った)に寄ろうと思いついた。
うろ覚えで HARD OFF にたどり着いて安いのを手に入れたけど、
これがちゃんといい買い物になったかどうかは、明日試してみないとわからない。

思いがけず早めに帰宅できたので、早めに夕食にして、
昨日借りてきた「Hero」の第1巻を見始めたら(先日のは第2巻)、
3回分、一気に見てしまった。
エンディングが気に入ったので、それを視聴して余韻に浸っていると、
すぐさま次の回が始まってしまうものだから、ついついそのまま見たくなる。
これもまた、「やまとなでしこ」の時と同じだけれど、
あの時は、寝不足おかまいなしで夜中からでも見始めて生活破壊したのに、
今回は一応時間によって抑制が利いている点が違っている。
(つまり、昨日は見るのをやめた、という点をさしている)

「あなたはどうして検事になったの?」という雨宮(松たか子)の問いに、
久利生(キムタク)の「被害者の味方ができるのは検事しかないから」という答が、
今まではっきり考えたことのない新しい発見のように響いた。


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